*** テキトー絵日記 ***

2015/04/06 (月)

朝露のことから

「Morning dew」 by G1X Mk2

今日の写真は朝露というタイトルにしたが、本当は昨夜来の雨の残りだ。でもまあ朝露としたほうがなんとなく感じがいいのでそうした。写真の小さな嘘ってところだ。

まだフィルムカメラで写真を撮っていた頃、名取洋之助の書いた「写真の読み方」という新書に強い衝撃を受けた。氏は写真は意図してつく嘘と意図せずについてしまう嘘があると書いていた。また写真には絶対にタイトルというかキャプションが必要だという考え方で、その付け方で写真の受け取り方はいかようにも変わるということを説いていた。なので、写真を撮った者が写真を見る人へ伝えたいことを確実に伝えることが大事である、と。これは氏が主に社会的な内容の写真に多く携わっていたからかもしれない。

面白いのは組み写真の扱いで、数枚の同じ写真を使い、見せる順番と写真の大きさ、それに見出しの言葉で、内容を正反対に伝えることが出来るという実験だった。片や「こんなに大変な〜」、もう一方では同じ複数の写真を使っているのに「こんなに活気溢れた〜」。このことを氏は「レイアウトが話を作る」とも書いておられて、このことが深くボクの記憶に残っている。

ずいぶん前に読んだ記憶があったのだけど、まだ持ってたかなあと本棚を探したら、あった、あった、ありました。1963年初版でボクの買ったのは1979年の第18版だ。この頃のものではアラーキーこと荒木経惟の写真塾も面白かったなあ。書いてあることをボクなりにいろいろ実践したものです。当時ボクは渋谷のパルコに勤務していました。あれから36年か、、、。

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