*** テキトー絵日記 ***

2025/04/24(木)

「なに」より「どう」

by ZV1

写真の構図を考えるに当たって、いかに奥行き感を演出できるかというのがある。写真という平面メディアだからこそ3次元的な要素を盛り込もうということだろう。今や世界語となったボケも奥行き感の演出方法としてBokehという名称で認知されているわけだし、

でもそこを逆手に取って、本来の立体感を敢えて抑えて2次元的な方法で表現するという手もある。植田正治などはその典型だろう。あれはやはり砂丘という彼の地元の地形あっての発想だと思うのだ。

あとはやはり光と影をどう使うか、だろうか。ハイキー、ローキーなんて言葉もあるが、カラー写真が全盛の今はこれらの用語はほとんど聞かなくなっている。それと今の写真は何を撮るかが中心で、どう撮るかはあまり問題にされてないような気がする。

なにを撮るかというのは分かりやすく一般的なのに対して、どう撮るかはマニアックになりやすい。でもこれを音楽に置き換えると良く分かるのだけど、何を演奏するかより、どう演奏するかのほうが遥かに値打ちがあることだと思うのだけどなあ。



******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  「なに」と「どう」
イタリア語  "Cosa" e "Come"
(コザ エ コメ)
 スペイン語 "Qué" y "Cómo"
(ケ イ コモ)
 ポルトガル語 "O quê" e "Como"
(ウケ イ コモ)
 フランス語 « Quoi » et « Comment »
(クワ エ コモン)

"What" and "How"

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