*** テキトー日記 (2000/03/12) ***

振られっぱなし

「毎月第二日曜日は20km離れた隣町でピアノとベースのデュオ・セッション演ってるから、よかったらアソビに来て」と言われていたので、昨夜は久しぶりにテナーを吹けるゾと思いながら、そそくさと夕食をすませ8:30からのライブ時間に間に合うように出かけた。

店の前でドアを開けようとしたら、中からエラく派手な音楽が聞こえてくる。あれれ?ちょいと覗いてみると、知ってる顔のベース君のバンドがガンガンにブルース〜ロックの路線を熱演中だった。をりゃ〜?今日はスペシャル・ライブの日だったのか〜。一瞬考えて立ち止まったんだけど、今はこういうのを聴く気分じゃなかったので、手にしたテナーサックスのケースを再びクルマに載せる。

そんなことをしていたら、これも知ってる顔のジャズ・ボーカリストさんが店の中から出てきて、さっさと自分のクルマに乗り込み帰っていくのが見えた。はは〜ん、やっぱり路線違いで見込み違いだったのかしらん?

先日のKayさんのソロライブで「日曜日は***でライブ演ってますからよかったらぜひいらしてください」てなことをおっしゃってたのを思い出し、そこもこの街にあるから急遽そちらにクルマを走らせることにする。

あまり混み合うことのないような店だと聞いていた。それが駐車場にクルマを入れようとしたら結構いっぱいクルマが駐めてある。わー、繁盛してるなあと思いつつ入り口に向かうと、ちょうど中から出てきた従業員さんに出会う。ちょっと怪訝な顔をされたので「今日はKayさんのライブですよね?」と聞いてみたら、「それが今日は貸しきりのパーティなんです」とのこと。うわ〜を〜!ナンてことだ。

10時すぎに人と会う予定だったし、まだ8時代だし、おまけに今日は日曜日。知ってる気の効いた店はそんなにある訳じゃないし、そだ!う〜んと前に外国人ばっかしという一風変わったパーティで行ったことのある店を思い出して行ってみた。

しかしカクテルの味に敏感になった最近のボクには「ちょっと他の味が混ざったジン」というだけのマティーニを、雑誌などを読みながら一杯だけ頂いて退散。

うむむむ、振られっぱなしの日曜日であった。

つづく

戻る