実は今度の家のボクの部屋の窓は、プランター窓というものなのだった。はっはっはっは。
何故そのような窓なのかと言うと、設計士さんが「ここ、出窓にしましょうか?」と言った時にボクのアタマには近所の「安っぽい少女趣味の成れの果て」といった趣の出窓のことを思い出したからなのだ。それも一軒ではない、数軒のおうちの出窓がこのように感じられた。
なのでボクは「出窓?」と答えたのだが、流石に設計士たるもの、いろいろ手を替え品を替え、「じゃプランター窓にするというのはどうですか?」と聞いてきた。
この時ボクのアタマには、行ったことのないヨーロッパの町並み、それも路地を挟んで両側の家の二階の窓から色とりどりの花が道行く人を楽しませ、、、といった光景が浮かんだのだった。なので即「それにしましょう!」と返事をしていた。
さて、実際に家が建って、プランターで窓辺を飾るという段になったので、ホームセンタ−へ行って、プランターを買って、花の苗やら土やら肥料やらを買って、自分で植えて、あとは窓辺に置くだけになった。なったのはいいが、すると今度はなにやらこの行為自体が少女趣味でボクには今ひとつ似つかわしくないように思えてきた。いや少女趣味を否定する気はないのだが、なんというか
Too Much な気がするのね。
なものだから、それ以来こうして玄関先に置いたままである。肝心のプランター窓には何も置いてないのだが、むむむ、どうしたものか?春先になれば気分も変わる(出る)かとも思っているのだが。
ところでこの写真の花はストックのつもりで買ったのだが、買った時、「これは¥198で〜す」「え?ストックは¥98って書いてあるけど?」「これは別の花なんです」「なんという花?」「係員に聞いてきましょうか?(アルバイト)」寒風ぴゅうううううと寒かったので「いやもういいです」と買って帰ってきたのだった。だからストックみたいなストックじゃない花としか判らない。貴方はこの花がなんと言う花なのか知ってます?