*** テキトー絵日記 ***

(2005/09/20)

お葬式

真言宗の祭壇

一昨日の夜、叔父が亡くなって本日お葬式が菩提寺で行われた。出席者は近親の者ばかりの密葬というか家族葬の形だったので遠来の会葬客をもてなしたり、あれこれ余計な気を使ったりすることもなく、なんというか極めてフレンドリーな葬式であった。

考えてみれば通常のお葬式って本来は死者に対する弔いの儀式なはずが、いつの間にか葬儀に出席する生きている人向けのあれやこれやが一番面倒なことになっていたりする。葬儀一切が全部終わってやっと死者に対しての思いを持つ時間ができた、などというのはよく聞くハナシだ。

ボク自身は神道なので仏教の葬儀は久しぶりなのだが、この菩提寺での葬式の様子を観てて思ったのは、とくにそのお辞儀の様子などがなにやらイスラム教と似通った部分もあるのだなあ、ということだった。読経しながら一歩下がって床に当たるほど深々と頭を下げ、その時顔の両側に両手の平を上に向けている。そして立ち上がって、お辞儀をする。再び座って先ほどのまるでイスラム教の礼拝のような仕草をする。これを繰り返す。

平地仏教としては鳴り物もなにやら派手で、まるで禅寺系の金剛證寺(伊勢、朝熊山の山上にある)のような感じもある。まあそりゃどこかでつながりはあるんだろうけどね。

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