三重県内から中部国際空港のセントレアまでは陸路で行くと名古屋を経由して伊勢湾をぐるっと回っていかなければいけないが、船で伊勢湾を横切れば意外と近い。一番最初に開通したのが津から出る定期便で毎時一本がセントレアと津の港を往復している。所要時間は45分。空港の桟橋で降りてまっすぐ歩けば出発ロビーなので荷物があってもなかなか便利だ。
その次に開通したのが四日市からのルート。これは三重県北部の人たちには便利だろうと思う。そして今年の12月には松阪からやはり同様の双胴の高速船を使ったルートが開通する。無料の駐車場も500台以上あるというし、伊勢から松阪は30分くらいなので是非利用したいところだけど、今月末ではまだ開港していない。残念。
他にも変わったところでは鳥羽から定期便のバスが出ている。鳥羽駅で荷物と共に乗車して、そのままバスはフェリーに乗り、船は空港島の対岸の常滑に着く。そこからバスは空港連絡橋を通ってセントレアへ行く。便利かもしれないがなにしろ鳥羽からでは距離があるし、おまけにフェリーなので足が遅い。つまり結構時間が掛かる。
一番毛色の変わったルートはこれだ。今日の写真。伊勢市から直接セントレアに行く船便だ。これの欠点は駐車場が無かった。(今は数台分はあるらしい)小型船の割には1時間15分で空港というからなかなか速度が出るが、たぶん漁船並みに揺れると思われる。なにより土日しか運行していないというのが最大の欠点だ。そのかわり平日チャーターするという手もある。20人の貸切で50000円というから一人当たり2500円。でもそんなに大勢で空港へ行くっていうのは縁が無さそうだしなあ。