*** テキトー絵日記 ***

2007/11/26


「エディット・ピアフ」

開演前 with 28mm

先週行ったら開演時間を間違えていて既に上映中ですごすごと帰ってきたのだけど、今度こそ間違わずに行ってやっとちゃんと観れた映画「エディット・ピアフ」。平日のミニシアターにしては観客も多い。この映画は、フランスを代表する国民的歌手が47歳で亡くなるまでの人生を描いた自伝的な作品だ。

ボクは子供のときから彼女の名前は知っていて、歌声や名声なども知っていたけど、実際にこういう境遇でこういう生い立ちの人生だったというのはこの映画を観て初めて知った。主役のピアフを演じるマリオン・コティヤールの熱演がすごい。アカデミー賞ものじゃないかい?それにしてもピアフの激しい性格は彼女が育った環境も関係あるのだろうなあ。

エディット・ピアフはビリー・ホリデイと同い年だという台詞が劇中に出てくる。しかもそのシーンの背景になった部屋にはビリーの写真が飾ってある。映画ではエディットにとってのビリーを描いているが、きっとお互いの存在感は大きかったんじゃないかと想像する。おまけに二人とも小説じゃないかと思えるくらいのドラマチックな人生を歩んできてるわけで、歌=人生と言い切れるような歌手はそうざらにはいないだろう。

しかし改めて思ったのだけど、「バラ色の人生」も「愛の賛歌」も大変な名曲だなあ。

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