レンズ描写といえばその効果の大きいものに魚眼レンズというものがある。円周魚眼なんてのは目の前の周囲180度ずべてが写ってしまうというものすごいものだ。この場合、写ったものは円形内に表現されるので特殊さも格別だ。そこまで行かなくてももっと使いやすい対角線魚眼レンズというものもある。言葉通りで対角線上は180度写るが左右や上下はもっと画角が狭い。その代わりこの場合は円形ではなくてちゃんと四角い絵になるので、使い方によっては超ワイドレンズということになる。ただしこれら魚眼レンズはポピュラーな存在ではない分だけお値段もする。
その対角線魚眼レンズがメチャ格安でヤフオクに出ていた。なんでも、レンズ表面にすり傷があるとのことで神経質なレンズマニアからは敬遠されているような感じだった。むむむむむ、これは要チェックでしょう。その日からウォッチリストに登録して値動きを見ていた。で、落札終了日。さすがに当初の値段よりは上がってきているが、それでもまだ13500円だ。終了時間は2時間後だけど、その時間はボクはオシゴトなので最後の瞬間に入札したりできない。ええーい、とばかりに16500円で入札したらボクが最高位になった。これで誰も競ってこなければ、あるいは16500円以下でしか入札しなければ無事にボクのものになるぞ。
そう思ってからふと出品者への質問に何件かコメントがあるのに気が付いた。なんだろうと思って読んでみると、えー!これは35mmフルサイズ用の魚眼レンズなのだった。つまり今のデジイチで使うと24mm相当の画角にしかならないことが分かった。しまった!魚眼というのでてっきり今のデジイチでも魚眼だとばかり思っていたのだけど、24mm相当になる16mmレンズなら手持ちの10-20mm広角ズームでカバーできる画角じゃないか。あーー、失敗したなあ。誰かもっと高値で落とさないかなあ。
そう願いながらオシゴトに出た。でもこんな時に限ってだれも競ってこなかったりするんだよなあ、、、、といくぶん暗い気持ちで帰ってからPCを立ち上げてみれば、、ジャジャーン!どこかの誰かさんが17000円で落札していたのでした。\(^良かったぁ^)/、やれやれ。