*** テキトー絵日記 ***

2008/11/16

アルバム「MILES from INDIA」

カバーもCD面もお洒落だ wth LensBaby

いつも流し聴きをしているAccuJazz.comだけど、一昨日、不思議な曲が流れた。曲はマイルスでお馴染みのSo Whatなのだけど、なんとそれが9拍子なんだ。それも4+5とか、3+3+3とかの変拍子なのではなくて、123456789とカウントした9拍子なのだ。しかも伴奏にはインドのタブラなどが活躍している。単にそれだけだったら色モノ扱いになるところだけど、ベースやピアノソロはなかなか粋な味わいが漂っている。むむむむ、これは何者?

Accujazzの良いところはただ今オンエア中のアルバムサムネイルをクリックすると、Amazonのサイトへ飛んでそのままお買い物となることだ。ただしこれはアメリカのAmazonなので、ここで注文しようとすると手続きの最後になって、それは日本のAmazonで買ってねということになるのが煩わしいところでもある。アメリカだとアルバム中の1曲単位でmp3になったファイルをダウンロード購入できるのだけど、日本のAmazonではまだそんなサービスは始まっていない。どうせJASRACあたりが反対してるのじゃないだろうか。

でまあ、その不思議な演奏を調べたら「MILES from INDIA」というアルバムで、メンバーはマイルスゆかりの大勢のミュージシャンたちがインドの伝統楽器のミュージシャンたちと一緒になって、インド風のアレンジを施されたマイルスミュージックを演奏している。これは面白そうだ!とその場で注文してしまった。興味のあるかたはリンク先で試聴してみてください。

それが今日さっそく届いたので、さっきから聴いているのだけど、例の9拍子のSo Whatはベースはロン・カーター、ピアノソロはチック・コリアだった。バックのインド側ミュージシャンは名前を聞いても知らない人ばかり。なんとかシャンカールとかね。しかしインドといえばスケール(音列)大国で変拍子大国。モーダルで変拍子っていうのは実にインド伝統音楽に馴染みやすいってことがよく分かる。

アルバム中のインド側ミュージシャンの重要なパートにVoice Percussionというのがあるが、確かに人間の声の魅力を再確認できる。決して歌ではないのですけどね。コーランの呼びかけにアザーンっていうのがあるけど、あれにも似た魅力だ。気持ち良くなるアルバムですよ。クセはすごくあるけど。

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