今朝ジムに行こうとクルマでここを通りかかって、ふと川のほうを見たら昔観た映画の一場面を思い出した。あれは確かスェーデンの映画だったのじゃないかと思うのだけど、ストーリーは忘れてしまったものの、雨が降り続いているシーンの絵だけは覚えています。ええと、たぶん40年くらい前のハナシです。
景色が妙に気になったのでジムの帰りにもう一度ここを通り(本当は別のルートで帰るつもりだったのだけど)、なんとか記憶にある映画の場面に近い絵を撮ろうと試みた。今日の写真は縦位置だけど、本来の気分はもっと横位置のもので(そりゃ記憶が映画の一シーンなのですから確かに横位置ですけどね)、その画角を再現したかったのだけど、今日持っていたレンズが21mmと50mmで、両方とも記憶の絵に近づけるには画角が広すぎる、狭すぎる、だった。FA35mmだったら良かったかもしれない。
でも思った画角が得られないので、こうして縦位置のそれなりの気分写真が撮れたので、これはこれで良かったのだろうと思う。こういう不都合ならぬ不便利さが画角を変更できない単焦点レンズの良さだと思う。普通はズームレンズでは得られない単焦点ならではのレンズ性能をアドバンテージとするのだけど、実はこういう制約があるからこそ良い結果を得られることもあるというのがボクの単焦点好きな信念の一つです。ある種の制約があるほうが、かえって良い表現結果になるというのはなにも写真だけに限ったハナシでは無いと思っています。
ところで今日、とある方からメールを頂いて、以前ボクが日記に書いていた単玉(たんぎょく)とは単体(単群)レンズのことで、単焦点レンズのことでは無い、というご指摘を受けました。言われてみればその通りで、ボクの思い込みゆえの間違った言葉遣いでした。ご指摘感謝すると共に単玉の言葉遣い部分を訂正いたします。<m(__)m>ぺこり