*** テキトー絵日記 ***

2010/09/19

サントリーミュージアム

大阪へ with EX 18-200mm

昨日、ひょんなことから大阪は天保山にあるサントリーミュージアムのことを知った。それもちょうど明日の20日までやっているという「印象派とモダンアート」の企画展だ。出展作品の作者名をざっと観て取ったら、うむむむ、これは是非見に行かなくてはと思い、急遽出かけることにした。

伊勢の宇治山田を朝の8時47分の近鉄特急で大阪難波着が10時42分。地下鉄に乗り換えて大阪港の天保山に着いたのが11時10分くらいだった。2時間半の所要時間は早いと見るか、あるいはやっぱり遠いと見るか。ただ電車というのは読書には最適で、持っていった「孤高のメス 第4巻」はさっさと読み終えてしまった。続きの第5巻も持ってくればよかったな。

さて天保山といえばジンベエザメで有名な海遊館。ここは入場制限をしていて、ただ今の待ち時間は40分とのことで長い列がこの炎天下のコンクリート上に伸びていた。そのほとんどが小さい子連れか、または若い男女だった。

お目当てのサントリーミュージアムも繁盛していたが、人の頭しか見えないなんてことはなく、借りた音声ガイドの説明を聴きながらゆっくり鑑賞できた。内容としてはモネなどの印象派そのものより、それ以降の近代絵画の辺りが興味深かった。ボクの好きなアンリ・ルソーもあったし、なんとニコラス・ド・スタールもあった。ただし両方共ボクの好きな作品ではなかったけど。それからサントリーミュージアムが粋だなあと思ったのは、花の回廊と称した展示コーナー、じゃない、展示回廊で、ここはいろいろな作者の花の絵だけで構成してある。これだと作風の違いもよくわかるし、確かに両側を花で囲まれて華やかで粋な展示となっていた。さすがだなあ、サントリーさん。

展覧会を観てから、出たらちょうどIMAXという巨大スクリーンを誇る3Dシアターでハッブル望遠鏡の記録映画が始まるところったのでまたチケットを買って入場。初めて3D映画というものを観た。映画のキャッチフレーズが「宇宙へ行くか、3Dで体感するか。」というもので、なにしろここのスクリーンは縦横が20m×28mという巨大なもの。それで流行の3Dですから自分がスペースシャトルから見てるような、あるいは宇宙空間にいるような気分でした。

その後も遊覧船の発着など見ながら船着場をブラブラしてから、地下鉄で本町まで戻り、そこから心斎橋商店街を歩いて難波まで戻ったのだけど、ちょうど連休中の日曜日ということもあって、商店街は人、人、人。これで羊の頭とか巨大な魚とか籠から溢れんばかりの野菜や豆や香辛料など売ってる店が林立していたらフェズのスークっていう気分なんだけど、残念ながら売ってるものはほとんどがいわゆる物販店。いくら人で賑わっててもスークの味わいとはならない。もっとも規模が大き過ぎますけどね。だいたい人口が違うものなあ。

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