with XR18-200mm
昨夜、バイトから帰ったら地震と津波による被害の様子がさらに詳しく報告されていて、改めてその被害の大きさに驚いた。特に津波が街中にまで押し寄せる映像は、まるで映画か何かのように感じられ、天災の前には人智も及ばないということを思い知らされた。
一夜明けた今日は午前中に用を済ませ。午後からはテレビを観ているが、福島の原発が地震の被害によって危険な状況になっているらしい。三重県でもかつて原発の立地問題で大きく揉めたことがあり、それが10年程前に白紙撤回に戻すことによってようやく問題決着したばかりだ。それを今年になって電力会社が再び計画を発表したので県民の多くは驚いているのだけど、この地震による福島原発の状況を見れば、東海沖大地震が想定されているこの地域に原発を誘致することがいかに危険なことか、明白な事実となるのではないかと思う。
火力発電は炭素燃料に頼るわけで、地球温暖化のCO2問題では頭が痛い。水力発電は国内のダム問題と密接な関係にあるのだろうし、電力会社にしてみれば原子力発電を推進せざるを得ないのだろう。しかしそれをこの日本列島で進めるのはあまりにも危険なことじゃないだろうか。
日本の人口は頭打ちで今後は減少してくるという。企業で大きな工場などは海外進出していたりして今後、国内で大きく増えるとも思えない。クリーンエネルギーなどの利用はまだまだ実用域には達していないが、日本全体の電力消費を減らす方向には考えられないものだろうか。つまりそういう省エネ生活が根付けばいいと思うのだけど、そのためには何でも規模拡大や右肩上がりの成長路線が正しいという考え方から抜ける必要があるのだろうな。もっと言えばポスト資本主義の模索を始める時期なのかもしれない。