with XR18-200mm
奥さんが映画を観たいというので、そのお供をして観てきました。本日のお題は「ツーリスト」。映画の内容がどうこういうものではありませんが、まあ大人の娯楽作品というか、アンジーの美しさを引き立てる映画というか、あるいはベネツィアという街の魅力というか、うん、こりゃやっぱりベニスへ一度は行かんとイカンなあ。
面白かったのはアメリカ人ツーリスト(ジョニー・デップ)がイタリア語のつもりで、あるいはラテン語系だから似たようなもんだろうと、スペイン語で「ありがとう」だの「すみません」だのを連発してたこと。これにはホテルのクラークがちゃんとスペイン語で返してから「バカなアメリカ人め」と呟くシーンがあります。こういう風に、アメリカ人はバカだという風刺は結構アメリカ映画によく出てくるので、半ば自虐的ではありますが、案外アメリカ人自身にも浸透している認識のようですね。
ちなみにパジャマ姿で殺し屋から逃げまわるツーリストが叫んでいるのはカッコ付き字幕で(すいません)とあったが、あそこで彼が言っていたのはスペイン語のLo
siento<ロシエント> 、でも本当ならばイタリア語のscusa<スクーザ>なのですね。こんなちょっとしたことでもスペイン語講座とイタリア語講座を見ているからすぐに理解できて面白い。