by G1X Mk2
今年の流行語大賞が発表された。今年は「集団的自衛権」と「ダメよ〜ダメダメ」だそうだ。しかしこの二語がこうして並んでいると、まるでどこかの野党が手を回したのじゃないかと思えるほどよくできている。
「集団的自衛権」に関しては、日本が独立国家として対等な安全保障条約を結ぶならば、その行使容認は当然のことだと思うし、最終的には自主憲法の制定までの道のりの一つでもあると思う。よく戦後の平和ボケなんてことを言うが、そもそも安全は自らの手で守って得るものだという考えを忘れていないだろうか。以下は次世代の党の副代表に就いた田母神俊雄氏がツイッターで書いていたことだが、ボクは全くそのとおりだと思う。
「戦える態勢が出来ると戦争になるという人たちがいます。これは世界の軍事学で言えば非常識です。もう少し勉強すべきです。消防署があると火事になる、警察があると犯罪が起きると言っているのと同じです。強い軍事力を持って何時でも戦うという態勢を取れば戦争に巻き込まれる確率は低くなるのです。」(田母神俊雄)
もう一方の「ダメよ〜ダメダメ」だけど、ボクはこのギャグを使っているシーンを見たことがない。彼女らが日本エレキテル連合というお笑いコンビであることはなにかの紹介で見た覚えがあるが、こういうギャグを飛ばしているとは知らなかった。しかしまあそれは普段あまりテレビを見ないボクとしてはどうでもいいことだ。
それよりもショックなのは、これがギャグとしてどこが面白いのかサッパリ分からないという点だ。流行っていたことも知らず、知ったからといって今度は何がそんなに面白いのか分からないという、もうまるで世間とはズレまくりの自分を自覚してしまう。
過去の流行語大賞の発表時に、こんなふうに感じたことはあまりないので、これはつまり自分がいよいよ年を取ったということなんだろうなあ。