by GX1 Mk2
今週は町内の可燃ごみ集積所の当番でもあるので、明日の収集日に合わせて今日の午後には集積所のカギを開けに行った。集積所は住宅20数軒につき1カ所くらいの割合であるので、こういう当番は年に2度回ってくるだけだ。当番といってもやることは収集日に合わせてカギの開け閉めと簡単な掃除くらいのもので大した負担ではない。
というわけでゴミの大型容器?キャビネット?コンテナ?のカギを開けようとしたが、その前にいつもは無い自転車がビッシリと置いてあって、これをどかさないと近づけない。いったいこれはなんだろうと辺りを見渡せばご覧のようなノボリがいっぱい立っている。
ははあ、どうやら近くのホールでこの伊勢市制施工10周年の記念行事をやってるらしい。ヒマだったので入り口まで行って、中では何やってるの?と尋ねてみたら、シンポジウムやら講演があるらしい。どなたでもどうぞということだったが、あまり興味は無かったので引き返してきたが、そうか、近隣の自治体を吸収して市のエリア拡大を図ってからもう10年も経ったか。
合併当時は、地区によっては水道代が倍になったとか言われて、いろいろ不評のほうが多かったようだけど、あれ以降は主だった不満も聞こえてこないが順調なんだろうか。かつては伊勢神宮に固定資産税を課する方針を打ち出して右翼やヤクザまがいを巻き込んで大騒ぎになったり、駅前再開発の件では市民派上がりの市長が板挟みになって自殺したり、メタボ解消ブームの時は市長直属のメタボ担当者がこれも自殺したり、果ては空港行きの宇治山田港を新設しては大失敗になったりと、いろいろゴシップまがいの失政もあったのだけど、最近はこの手のニュースを聞いたことがない。
前にも書いたことがあるが、伊勢市のような地方都市で半世紀以上もの間、人口が増えもせず減りもしない中間都市は珍しいそうだ。昭和35年当時で人口12万人、それから微増微減などあって、しかも10年前のような近隣地区の吸収合併も含めてだけど、55年後の今年も人口13万人を保っている。普通この規模の地方都市は稀に拡大方向に向かうか、多くの場合のように衰退するかのどちらからしい。つまり伊勢市の場合は、波風立たず平穏無事といえばそうなのかもしれない。