*** テキトー絵日記 ***

2015/12/15(火)


国際郵便物が届いた

by G1X Mk2

これは昨日の夕方、アメリカから到着したスケールブック三冊。夏頃からこの手のものでエクササイズになるような実践的な理論書はないかと探していたのだけど、名古屋の大手の楽器屋にもこういうのは置いて無かった。

モダンジャズがそれ以前のスイングジャズと決定的に違うのは、アドリブソロやハーモニーなどで使う音符(音程)の種類がとても多いということだ。ピアノの鍵盤で例えると、ハ長調の音楽を即興で歌うときに、いかに白鍵以外の、つまり黒鍵をどれだけ使うかが音楽のモダンさと密接に関わってくる。

といって最初から白鍵黒鍵全部を使うと、良くて無調音楽、でも大抵の結果は単なるデタラメとなりかねない。そこで本来は白鍵だけで出来ている音階の世界にいかに黒鍵を導入するかが鍵となる。そしてその理論的背景となるのがこの三冊の世界であるといっても良さそうだ。

内容としては、左からハーモニックマイナー、真ん中がディミニッシュトスケール、そして右がメロディックマイナー、それぞれの応用拡大のための練習本だ。モダンプレイヤーたちはこれらの応用を重ねて白鍵の中に黒鍵の世界を紡いでいこうとする。てなことは前から知っていたし、自分でも少しはそれを実践していたのだけど、もっと広範囲な技量を身に付けたいと思った次第だ。とここまではこの中身のハナシ。ところでこれをネットで注文したのが先月の下旬。するとそれからの郵便物の追跡結果がこれだ。

11月23日に地元の郵便局で受け入れて、27日になってシカゴの大きな局に集められ、さらにその荷物が海外向けにNYに集められたのが12月1日。そこを日本に向けて発送手続きされたのが12月3日。でも実際にボクのところに来たのは昨日の12月14日、日本に着いてから10日以上もどこかの局内にあったとは思えないので、多分、実際にアメリカを出たのは最近のことだと思う。つまりUSPS(United States Postal Service)でアメリカから送ると、20日近くアメリカの郵便局内に留め置かれていることが分かる。なんたる効率の悪さだ。

そこへ行くと先月のタイシャンサックスは速かったなあ、金曜日に中国で発送手続きをして日曜日には名古屋の空港税関に届いたのだもの。日本国内での郵送事情と変わらないんじゃないか?まあ、確かにあれはEMS(Express Mail Service)ではあったけどさ。

ところでこの国際郵便物だけど、万が一、受取人が見当たらない場合はチューリッヒのSwiss Post宛に返却と記されている。事情は分からないんだけど、例えば通販で東京の会社から買ったものを返品する場合は福岡へ、みたいなことなんだろうか。うむむむむむ、世界は狭い、ってことなのか?

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