by G1X Mk2
これはキューバで買ってきた小型のマラカス。いつも机の上に置いてあってヒマさえあれば鳴らしているのだけど、単なるシェーカーと違ってこれでラテンリズムをキープするのはなかなか難しい。一番基本となるのはゆったりとしたボレーロのリズムなんだけど、そこから派生した様々なバリエーションの奏法があって、動画で見てる分には簡単そうに見えるのだけど実際にやってみると簡単ではないことが分かる。いろいろなリズムに対応したバリエーション奏法のつもりがいつの間にか単にシャカシャカと振ってるだけになりやすい。それでもちゃんとテンポをキープできていればまだマシなのだがビートさえも狂ったりするともうイケマセン。
このマラカス、通常は2つ一組で使うので複数形のマラカスと言うが、当然一つだけならマラカというはず。でそれは何なのだ?と思って調べてみると、まずもって多くのスペイン語圏のリズムに使われているマラカスなので語源は当然スペイン語かと思ったらそうではなくて実はポルトガル語なのでした。
でマラカという植物があって、その実を乾燥させると中の種が残り、これを振るとシャカシャカと音がするというので使われ始めたのだそうだ。アフリカ起源のものにもガンザとかカシシスなどいろいろシェーカーの類はあるが、これらは編んだ小さな籠に種や小石などを入れて鳴らしているのでマラカとは系統が違うと言えよう。
単に振るだけなので実に単純な楽器なのだけど、これが名人の手に掛かると複雑なリズムを生み出したり、微妙なニュアンスをつけたりが出来るのだ。マラカスだけでソロが取れるのだから恐れ入る。これが2つ一組で使うマラカスの長所でもある。ガンザのソロなんてのは聴いたことないしね。
てな訳で、PCでテレビを見ててCMになったりした時、あるいはネットサーフィンしつつ飽きてきた時など、この小型マラカスをシャカシャカ鳴らしたりしているのだけどなかなか上達しないのだった。。。。。ん?シェケレはどうしたって?
ありますよ(*^^*)。ただね、あれは音がデカいので夜、気軽に鳴らせないのです。昼間でさえ家人がいると遠慮してしまうほど。この辺のパーカッション類をちゃんと教えてくれるところがあったら通いたいのだけどなあ。