by G1X Mk2
今日も朝から快晴のポカポカの陽気で、午後には昨日よりさらに1度高い24.7度をマークした(午後4時、自宅の2階室内)。こうなると春本番というより初夏のようだと言いたいが、明日の夜から再び下り坂で今度の土日は雨/曇の予報が出ている。市内の桜も見頃が今度の日曜辺りというから桜写真を撮るのなら週明けかな。
毎年、桜の写真を撮っていて、過去のそれらを見返すと全然変わり映えがしないのだけど、桜が満開と聞くとまたしても写真を撮りに出かけたくなるのはどうしてなんでしょうね。やっぱり桜には単に花を愛でるというコト以上の意味があるのかも。一里塚ならぬ一年塚みたいな人生の道標となっているような気がする。
モロッコに行った時に、アフリカでは日本の桜のように親しまれているのがジャカランダの花なんですよと言われて、それはどんな景色になるんだろうと思ったが、最近では九州などでこのジャカランダの木が広まってきているようだ。桜の薄いピンク色に対してジャカランダは濃い紫色で、いかにも暑い地域を表している風情なのだけど、ボクも満開は過ぎていたがそれでもまだ咲いているジャカランダをメキシコで見た。確かに大きく茂った木に濃い紫色の小さい花が沢山咲いているところは桜のようでもあった。
しかしあの時のことを今思い出して考えると、やっぱり桜はあの淡いピンクであることが重要な気もしてきた。桜にもいろいろ種類はあるが、それらの花はだいたいが濃い色をしていて、辺り一面が淡いピンクに染まる満開のソメイヨシノほどの感激は生まれないものなあ。あれはまるで温帯域の中庸さを表現しているかのようだ。