朝は晴れ with Q7
イカンなあ、こういう絵を撮るとミニカメラの描写力不足を実感してしまう。特にここ数日、デジイチなんぞ使ったりしたものだから余計に解像力の違いに気がついてしまう。風景写真というジャンルはカメラのセンサーサイズの違いがモロに出てしまいやすい。アンセル・アダムスがヨセミテ公園などの風景写真を撮る際に大判カメラに固執した理由もその辺にある。木々の細かい葉っぱなどが潰れずに描写されると奥行き感も生まれて雄大な風景写真になったりするのだけど、解像力が乏しいとその反対で平板な絵になりやすい。
夏からこっちというもの、このミニサイズカメラ(Q7)でいろいろ撮ったりしていたのだけど、そろそろ以前使っていた1.5inchセンサーのG1Xに戻ろうかなと思い始めている。欲を言えばフルサイズとは言わないまでも、せめてAPS-Cサイズのデジイチなんだけど、さすがにそれを普段の持ち歩きにはしたくないし。
しかし思えば最初に手にしたデジカメ、カシオのQV10で写せる写真は320×240ドットというものだった。今のモニターで再現するとこうなる。これがそのカメラでの最大サイズ。今と違って解像度も大幅に低いので画面上に何かの文字があっても読み取ることはなかなか至難の業だった。拡大すればすぐにボケボケになるし。
ただこれでもその当時は現像無しですぐに見られることに大いに驚いたものだった。フィルム代が要らないというのも画期的だった。あれはいつの頃だったのかと調べてみたらWin95発売の前年のことのようだ。すでに23年も前のことなんだなあ、、、シミジミ。