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あまり使ったことのないカメラモードに「ドラマチック」というのがある。ちょっとHDR(ハイダイナミックレンジ)みたいな感じの写真になるが、果たしてドラマチック効果が出てるだろうか?ついでに画面をちょっと傾けて不安感も演出してみたが実際のところは普通の用水路を普通に撮ったにすぎない。
俳優の大杉漣さんが昨日急逝された。まだお若いのになんの前触れもなく本当にいきなりの心不全ということのようだ。味のある俳優さんで自身のキャラクターを硬軟自在に使い分けられていた。ご冥福をお祈りする。
その彼の追悼記事を読んでいたら日経新聞のインタビューに応じて自らの演劇観を語る中でこんなことを言っていた。
「現代人はネットの影響で、与えられることに慣れすぎている。でも面白いことは、手間をかけて自分で探さないと」
これメチャクチャ共感するなあ。あらゆるジャンルに通じるハナシじゃないだろうか。そもそも簡単に入手できるものほど身につかないと思う。反対に遠回りすればするほど面白さは深まるものだとも思う。
26番目 日坂(にっさか)
金谷宿を過ぎて次の日坂宿に向かう途中の筋道にあるのがこの佐夜の中山峠で、そうとう急峻な峠道のように描かれている。この道の真中に転がっているのが「夜泣き石」と言われるもので、もちろん現在もちゃんとある。
現在は国道脇にある「夜泣き石」、当時はこの石のあるところをそのままの道で峠に登っていったものと思われる。これを直進するなら確かに急峻なルートと言えそうだ。