*** テキトー絵日記 ***

2018/06/05(火)

天気は下り坂

with K-01

朝のうちはまだ昨日のような良い天気だったのだけど、昼前くらいから急に涼しい風が吹き始め、それとともにどんどんと雲が多くなり午後3時にはお日様が全く見えなくなってしまった。今夜からは雨になるらしい。この低気圧が近づく影響か、いつものように約1時間、2000m弱を泳ぐのに今日はなんだかしんどい思いをした。軽く泳げるときもあるのだけどねえ、、、。

普段から長距離泳を心がけている効果が出始めたのか、最近目に見えて心肺能力の方が改善されてきた。早い話がサックスのフレーズを長く続けることが出来るようになってきた。もっと正確に言うと、歳とともに落ちてきた心肺能力、つまり一息で吹けるフレーズが息切れして短くなってきていたのが、再び(ある程度は)以前のように長く吹けるようになってきたということだ。これはソロに熱中してるときは非常にありがたい。息が続かないとどうしても集中力が途切れてしまうから。

音楽話題でいうと、今読んでいるこの本がとても面白い。

本の帯には「モーツァルトからピンク・レディーまで 名曲の影に数学あり」とある。確かに題材にとった曲は多彩で、ピタゴラス音律の数学的アプローチの解説や平均律の功罪から始まって、黒田節における民謡音階と都節音階の混在とか、コルトレーンのジャイアント・ステップスの長3度転調の意味とか、それぞれがほんの触りだけではあるものの気軽に読める科学書と言える。

それにしても、かつてはピアノの名手トミー・フラナガンでさえ手こずったジャイアント・ステップスでのアドリブソロを、今や学生バンドでさえ楽にこなしているという記述がボクにはなかなか眩しく見える。ドミナント・サークルを120度間隔で順次転調していくというマルチトニックシステムのことなのだけど、これを学生バンドが楽にクリアしていると言うのか、、う〜む、恐るべしだなあ。

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