甘い匂いがする with G1X Mk2
去年は葉っぱだけで花が咲かなかったのでもうダメかと思っていた鉢植えのユリが今年はちゃんと咲いた。毎年咲くのなら分かるが咲く年と咲かない年があるとはねえ、ユリの都合があるのかな。
Cannonballというのはジャズレジェンドでもある有名なアルトサックス奏者の名前だが、それと同じ名前の新興のサックスメーカーがある。表面仕上にもバラエティーがあって有名なのはビッグベルシリーズのブラックニッケル仕上げのものだ。管体にも準宝石と言われる石を埋め込んであってなかなか派手、よく言えばオシャレ、悪く言えばチャライ、かな。
このメーカー自体はアメリカなのだけど実際の製造は台湾とのこと。これが日本で言う3大メーカー(ヤマハ、ヤナギサワ、セルマー)の一角に入り込みつつ有るというので、あれこれ調べていたら、いつの間にか自分もこれが欲しくなってきた。値段はセルマーの新品よりは安いが他の2社とあまり変わらない。
シグニチャーモデルでも実売価格で50万までで買えるので、どうしようかなあ、日本代理店のクロサワ楽器まで行って試奏してこようか、でもこの時期に東京へ行くってのもどうなんでしょ?と思ったり。
しばしの間、あれこれ夢想したが、よく考えてみれば今の楽器(セルマーMk6)に特に大きな不満があるわけじゃないし、だいたいが良い楽器を持ったからといって急に演奏の腕前が上がるわけでもない。おまけに今から新しいテナーを導入して、果たして10年後も吹いていられるものなのかと自分の歳を見つめ直す。
と現実に戻ってしばしの夢想は終わったのでした。しかしそれにしても中華圏のサックス製造は力をつけてきているのだなあと実感。特に台湾は本土よりも一歩リードしているとか。