with G1X Mk2
こんな時期なのに聴きにいらっしゃるありがたいお客様。もっともオーディエンスが一人だろうが20人だろうがボクはあまり気分が変わらない。というのもボクが客前で演奏するときは、まず自分たち演奏者が面白がって楽しく演ることが第一で、もしそういう風にできれば、その気分は必ず観客にも伝わると思っているからだ。
しかも今夜は段々と観客が増えていくし、予定の曲はスタンダードソングが多いせいか、消化のペースも早く、珍しく残り時間は何しようとなったりした。これにはいつものようなセッションタイムの参加者がいなかったこともある。つまり観客全員が聴衆ということだ。
ただそういう予め決めていなかった曲を演る時こそ、いわゆるジャズの精神が発揮されるように思う。一発主義とかジャムセッション本来の精神とかになるのだろうけど、ウマくいっても、いかなくてもこれが本来のジャズの楽しみだと個人的には強く思う。
