*** テキトー絵日記 ***

2024/05/23(木)

松本茜トリオの演奏曲

by G1X Mk2

これは一昨日の夜のことだけど、実は演奏中の写真ではない。終演後に写真を撮らせてもらった際に、どうせならピアノに座ってなにか音を出してくださいとボクが注文して撮った彼女のポートレート。

実際の演奏中も彼女が出すアイコンタクトには笑顔も多くて、それがとってもチャーミングで印象的だった。とこう書くと、彼女の音を聴いたことのない人にはなにか女性的な音世界を想像するかもしれないが、どうしてどうして、骨太の豪快なドライブ感を紡ぎ出す正統派のプレイヤーなのだった。一番影響を受けたのがオスカー・ピーターソンというのも頷ける。

曲紹介のときにメモったのだけど、第一部は5曲。まずコールポーターのDream Dancing、これは御茶ノ水のNARUでの演奏がネットで聴ける。次がちょっと意外だったのだけどボビー・ティモンズのヒット曲でThis Here。黒人ナマリでDis Here だったかも。これはボクが大学に入った時にクラブの先輩がずうっと口ずさんでいて妙に記憶に深い。彼女がこういうダウンアースな雰囲気の曲を取り上げるのも興味深い。


Dream Dancing@NARU

3曲目は、おっと、こういう普通の曲も演りますか、と感じたのだけどエリントンのLove You Madly。何を隠そう、ボクもこれ好きなのです。そして4曲目が超スローのStella by Starlight。しかしそのスローぶりは半端ではないのです。第1部最後がピーターソンのCool Walk。ここまででちょうど1時間。

休憩30分の後始まった第2部は1曲めがサッド・ジョーンズのLet's、典型的なハードバップ曲ですね。2曲目は彼女のオリジナルでBloomと聞こえたがタイトルは聞き間違いかも知れない。3曲目はこれも彼女お得意のBlues Etude、もちろんピーターソンの名曲。次にエリントンのsouds of Loveと紹介されていたけれど知らない曲なのでタイトルを聞き間違えているかも。第2部最後はフィニアス・ニューボーンのHarlem Blues。これもいかにも彼女らしい。この5曲でまたも1時間。

アンコールはBye Bye Blackbird。これらの曲名を見て分かるように決して凝った曲を取り上げるのではなくアマチュアでも演るような曲でいかにダイナミックにスイングするかで勝負している。そこがまたニクいんだねえ。すっかりファンです。


Ph・ニューボーン のHarlem Blues

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  私はあなたのファンです
イタリア語  sono un tuo fan
(ソノ ウン トゥオ ファン)
 スペイン語 soy tu fan
(ソイ トゥ ファン)
 ポルトガル語 eu sou sua fã
(エウ ソウ スア ファン)
 フランス語 je suis ton fan
(ジュ スィ トン ファン)
I am your fan

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