*** テキトー絵日記 ***

2025/02/27(木)

インド旅行その8

宮中女性が外を見るために建てられた風の宮殿 by ZV-1

インド最終日はジャイプールのピンクシティと呼ばれるエリアの中心的建物である風の宮殿を写真撮影してから260km先のデリーを目指し、デリーとムンバイを結ぶ片側4車線の国営高速道路を飛ばす。先日通ったのはセメント会社の作った民間高速道路で路面がコンクリート。開通初期にパンクが連発したことと料金が高いので利用者が少なく投資額の回収が今も出来ていないそうだ。


町中

インドの地方都市では郊外に行くと今でも牛の糞が主要エネルギー源で、それらを日干ししているのをよく見かける。ガスや燃料を買わなくて済むというが、経済格差が大きいということか。


インドの通貨はインドルピーで、1ルピーは2円弱。つまり約2倍が日本円となる。レストランで中瓶のビールが500ルピー。中には小瓶で500ルピーの所もあった。つまりどこでもビールは1000円。イスラムやヒンドゥーは基本的にアルコールを飲まないので観光客料金ということなのだろうか。アルコールと言う言葉自体はアラビア語発祥なのにねえ。


どこでもこの Kingfisher だった

お昼頃にデリーに到着。人口3000万人の大都会で庶民的に見えるアパートなども高層ビルだ。各戸に洗濯物が翻り、アレをマンションとは言わないだろう。インドに来て不思議に思うのは街中に落書きがないこと。いや無いことは無いのだけど、とても少ない。薄汚れた白い壁が続くところなどは格好の餌食にされそうだけど、落書きは無い。公共マナーが良いとは思えないので、あちこちに居る銃を構えた警官や軍人の威圧効果だろうか。落書きのコスパを考えるインド流なのかも。


ここでの世界遺産はまずクトゥブ・ミナール。これはインド最古のイスラム遺跡群。ヒンドゥー教徒に勝利した記念として建築された72,5mもの高さを誇る塔。ピサの斜塔より20m以上高い。最終的に完成したのは14世紀。


錆びない鉄の柱

他にも霊廟や寺院など複合的な建築群だが、なかでも4世紀にインド統一記念として造られた純度99%の鉄柱は、1700年以上経った現代でも錆びずに残っている。鉄って純粋ならば錆びないの?


城の入り口で休むオジさん

ランチのあとはこれも世界遺産のレッド・フォート(デリー城)、5代皇帝が築いた居城を外観のみの見学。そしてインド旅行最後の観光地はフマユーン廟。


タージマハルの手本となったフマユーン霊廟

ペルシャ出身のフマユーンの王妃が建築を指示し、ここにペルシャとインドの建築様式が融合したムガル建築というスタイルが完成した。タージマハルはここを手本としている。


デリー空港

最後に空港近くのレストランでインド料理。どれも皆美味しい。そして空港に入り22:45のキャセイで香港に向かった。

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  王宮
イタリア語  palazzo reale
(パラッツォ レアーレ)
 スペイン語 palacio real
(パラスィオ レアル)
 ポルトガル語 palais royal
(パラスィウ ヘアウ)
 フランス語 palais royal
(パレ ホワイヤル)

Royal Palace

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