*** テキトー絵日記 ***

2025/11/17(月)

巨木からの連想で林芙美子

箕中松原神社の真ん中に鎮座する巨木 by ZV-1

これは近所の神社にある樹齢700年を超す大楠を下から見上げたところ。これだけの巨木はなかなか見かけないのじゃないだろうか。しかし700年前というと1300年代で日本は鎌倉時代。源頼朝が頂点に立って国を治めていた頃で、蒙古の襲来などもあった時代だ。え~!その頃からこの木は生きていたのか!スゴイなあ、、、それも山の中とかならいざ知らず、こんな町中でねえ。もっとも700年前のこの辺りが町だったかは不明ですが。でもすでに伊勢神宮はあったわけなので、するとやはり何らかの集落はあったと思えますね。

巨木というと縄文杉が思い浮かびますが、あちらの樹齢は2000年から7000年と一桁違う生命力です。なにしろ縄文杉というくらいですから時は縄文時代。世界にも数千年の樹齢が確認されている木は各地にあるようですが、縄文杉の最高7000年というのは群を抜いている。

とここまでハナシが進んでくるとボク的には、縄文杉=屋久島=浮雲=林芙美子となるのでした。ボクにとっての彼女は「放浪記」ではなく「浮雲」なのです。遠く南洋で始まった二人の関係は終戦とともに日本に帰り、やがて雨の屋久島で終わりを迎える。

桐野夏生が書いた林芙美子の評伝「ナニカアル」も興味深い一冊です。


******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  樹齢
イタリア語  Età dell'albero
(エタ デッラルベロ)
 スペイン語 Edad del árbol
(エダッ デラルボル)
 ポルトガル語 Idade da árvore
(イダヂ ダ アルボリ)
 フランス語 Âge de l'arbre
(アジ ド ラハバ)

Tree age

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