*** テキトー絵日記 ***

2025/12/17(水)

どう撮れば写真が主観的となるか

日が暮れてから小雨 by ZV-1

夜の写真は自然に彩度が落ちて、フィルムで言うところのブリーチバイパス(銀残し)風にも見えるので時々無性に撮りたくなる。その場合、対象となる被写体にはあまり意味はなくて、あくまでその場の雰囲気みたいなものを絵にしたいと思うだけだ。

20代で写真を始めた頃から写真論みたいなのを読むことも好きだった。特に写真には絵画と違って瞬時に現場を切り取る能力があるから、写真と言っても報道写真のように撮る人の主張を抑えたものから、アート作品として全く写真家の感性によるものまである。つまり写真にも客観的作品と主観的作品の2面があるということだ。

さらに主観的な作品にも具体的なものと抽象的なものがあるのは絵画と同じだ。と言っても抽象的な写真作品というのはなかなかお目に掛かれないが、今まで見たものには荒れ、ブレ、ボケなどを多様したものがあった。というか眼の前のものを写してしまう写真で抽象的な表現をしようとすると他に方法が無いのかも。あそうか、合成というか重ね撮りという手法もあるな。

そう言えば荒木経惟の過去の作品の中には、数秒のセルフタイマーをセットしてカメラを投げるというのがあった。投げられたカメラがどっちを向いて何を撮るか、つまり偶然を取り込もうという動きのようだった。それと、粒子の荒れを積極的に使うというのはフィルム時代特有の方法だったかもしれない。デジタルでも後からのレタッチで出来なくはないが、それだとどうしても人工的な加工の嘘が見えてしまうので白々しくなって面白くない。


******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  主観的写真
イタリア語  Fotografia soggettiva
(フォトグラフィア ソジェッティーヴァ)
 スペイン語 Fotografía subjetiva
(フォトグラフィア スブヘティヴァバ)
 ポルトガル語 Fotografia subjetiva
(フォトグラフィア スブジェチーヴァ)
 フランス語 Photographie subjective
(フォトグラフィ スブジェクティーヴ)

Subjective Photography

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