*** テキトー日記 (99/06/28) ***
「訃報」
大学の時のバンドで一緒で、今でも時々交流のあるS君より電話があって、彼のバンドでレギュラードラマーのF君が心筋梗塞で亡くなったとの連絡あり。F君もボクの大学時代のバンド友達で、ボクがまだ東京に居たころはS君のバンドで一緒させてもらっていた。シンバルを低く水平に近くセッティングするのがなんともデキシー出身者らしさを感じさせてくれた。
数ヶ月前にF君は脳溢血で倒れて、半身が不自由になりながらもリハビリ中だと聞いていたので、今回の更に追い討ちをかけるような心筋梗塞はひどく痛ましく感じる。彼は学生時代にデキシー・バンドで活躍していて、そうそう、このデキシー・バンドの先輩にはあの宇崎竜童氏がいる。宇崎氏は学生時代はサッチモばりの名(学生)トランペッターなんて言われていたほどで、当時からその”歌心”はスポットライトを浴びていたのだけれど、F君もそのバンドの後輩だった。
最近は前述したS君のR&Bバンドでずうっと叩いていたのだけど、訃報の電話は話しているうちにだんだんと次のドラマーのことになる。この辺り、友情や哀悼の気持ちとはまた別問題なんだけど、傍で誰かが聞いていたら不謹慎極まりないかもしれないというバンド屋同士の会話だ。
テクニシャンでジャズ一筋という別のドラマーW君(彼もまたボクの友達なんだけど)に入ってもらったけど、すごくやりにくいというハナシから、F君は演歌(歌)が好きだったからなぁ、という分ったような”???”のような会話となる。テクはあるに越したことはないけれど、それだけでは済まないというようなハナシね。あるいはマッチングのハナシ。
という訳で今日は学生時代のバンド友達で、社会人バンドでも友人であったかつての仲間にしばしの哀悼を捧げる。