*** テキトー日記 (99/07/06) ***

カッコいい生徒さん、I君

現在定期的にボクのところでサックスのレッスンされている生徒さんは二人なんですが、毎週火曜日はこの前回書いた生徒さんとは違うもう一人の人。

で、彼もYAMAHAのテナーサックスなんですが、彼の楽器は非常に調子がいいんですよね。音抜けもバランスもピッチも問題ない。なので生まれて初めて楽器を始めたという彼でもすぐに最低音や最高音が出せる。

もう一人の方のテナーサックスは現在東京の楽器リペアさんに修理に出してあるんですが、電話で様子を尋ねたところ楽器本体は問題ないものの、タンポがヘタっていて、その辺りを全部丈夫な(タンポの)皮と交換してもらってバネ、コルクも見てもらって4万くらいだとのこと。きっと吹きやすくなって返ってくるぞ。人の楽器ではあってもなんだかとっても楽しみだ。

さてさて、今夜の生徒さんI君。ちょとご紹介。

生徒さんのI 君非常に調子のいいYAMAHAのテナーサックスと彼です。(プライバシー保護のため逆光処理してあります)

彼にはほとんど譜面(おたまじゃく)を見ないでレッスンをやってきたので、スケールやコードといったことも一切譜面を見ないで、アタマで考え、音にして考えながら実践しつつ覚えてもらうというやり方でお願いしています。

理論的なこともなにかひとつおハナシすると、「ふ〜ん。じゃ、じゃぁコレは?」という風に非常にオイシイというか良い質問をいつもしてくれます。

今まで彼のリクェストでジャズの曲を取り上げていたのですが、今夜はちょっと違う曲調のものを演ってみたいと彼が言うので、「Smoke gets in Your Eyes」(煙りが目にしみる)という、う〜ん、これもイイ曲ですね、を演ってもらうことにした。

最初ボクが用意しようと思ったのは、譜面集にあったこの曲をテナーサックス用に長2度上げた(移調)したもの。しか〜しこのままでは最低音がAになってしまってサックスでは演奏が出来ない。し、しまった。

そこでキーをGにしてみた、これならばサビがEbに転調なのでEbのスケール練習も兼ねられるしね。ひととおり演ってから、この曲中に出てくるコードの練習もやってみたけど、結構アッサリと演奏できて、よーしよし、これからが楽しみだゾ〜って彼に言っといた。

楽器歴、音楽歴、全くなしで、五線紙もおたまじゃくしも全然わからない彼が半年でこうなるんだもん。嬉しいなあ。

つづく

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