*** テキトー日記 (99/07/17) ***
花火大会
今晩は年に一度の花火大会である。伊勢市の外れを流れる一級河川「宮川」の河川敷で毎年行われるビッグイベントであって、青少年にとっては夜の外出の絶好な口実にもなるんだそうである。
この伝統行事はたしか正確には「神宮奉納全国花火大会」とかなんとか言うもので、昔から続いている。ボクが子供時代には自宅の二階の窓から身を乗り出して、スイカなどを食べながら見たもんだ。不思議なもので、今その時のことを思い出しながらこれを書いていると、同時に蚊取り線香の匂いもよみがえってくる。
こういう時、田舎は便利です。伊勢市というのは市が出来た50年くらい前からほどなくして人口10万人になったのですが、以後何十年経とうと人口の変動がありません。繁栄にも向かわなければ過疎にもならない。毎年の人口変動は+-1000人とありません。日本の地方都市でこういう例は珍しいんだそうです。たいていは企業誘致や開発、あるいは隣接市町村との合併などで都市人口が増えるか、または少子化高齢化などで過疎の方向に向かうかが多いのだそう。
他所から来た人に地元の気風をどう思うか聞いてみても、のんびりしている、という答えが一番多いらしですしね。また江戸時代からの「お伊勢参り」という影響のせいか、よそ者や目新しいものにも寛大というのか、受け入れられやすい。つまりのんびりしていてオープンな気風といえるかもしれません。
今夜の花火にしても、わざわざ見に行かなくとも市内のあちこちから良く見えたりします。
この写真は帰り道の路上からちょっと振り返って撮ったもの。 花火の会場までは2kmくらいだと思いますが、それにしてもずいぶん低い位置に見えるなあ。