*** テキトー日記 (99/07/21) ***

スクワットと美尻

三大パワー種目のひとつにスクワットというのがありますが、皆さんもその名前は聞いたことがあるかと思います。ところがこれはちゃんとした姿勢でやらないと却って腰を痛めてしまう危険性もあるので、常に正しいポーズを取る必要があります。そこで今日は正しいスクワットのやり方を写真でご説明いたしましょう。

まっすぐ立つ肩幅より広く脚を広げてまっすぐ立ち、肩のやや後ろ辺りの骨に当たらない部分でバーを支えます。

この時すでに背中を丸めたり、腰が引けていたりすると危険です。あそうそう、腰の保護のためにベルトは必ず締めましょう。スクワットの時はベルトはややきつめに締めてください。

つま先は左右対称の逆ハの字型になるようにします。腰がゆがんだりしていると左右対称にならないことが多いですから、意識してこれを揃えます。

しっかり空気が吸えるようにちゃんと胸を張って、バーをグリップします。

グリップで注意することは、手首を返し過ぎないようにしましょう。スクワットの場合は腕には重量が掛かる訳ではないのですが、手首を返し過ぎたりすると、その結果手首を痛めてしまうというケースもあるようです。

空気を吸い込む時はなるべくお腹まで入れるという気分で深く呼吸し(吸い)ます。これは腹圧をしっかりとキープするという意味でもあります。

そしてそのまましゃがみ込みますが、この時背中を丸めてしまうと腰が危険なので、胸を張ったままという気持ちを持ち続けます。その為には、視線を前方やや上方にすると自然に胸を張ることが出切るかと思います。

どこまでしゃがむかはスクワットの目的によっても違ってきますが、ここでは一番基本的なやり方として膝や腰が90度を作るというのをひとつの目標とします。

実際にやってみるとわかりますが、思っているよりも出っ尻にする必要があります。そしてここから再びもとの立った姿勢に戻るのですが、この時なるべく尻に力を入れて、尻をすぼめるかのようにしながら立ちあがると効果的です。

モデルはボクだボクの場合は大腿四頭筋(太ももの前部)よりも、腿の後ろ側からヒップにかけてを大きくしたいので、競技レベルほどではありませんが、やや深めにしゃがみ込むようにしています。ウェイトは90kgくらいを8〜10レップを3セットです。

ヒップを大きくしたいというと、たいていの人、特に日本人の女性は嫌がりますが、外国人などはだいたい共通していて、後ろに大きく出たヒップは男女ともセクシーで美しいといいます。

実はボクもそう思うのですが、日本では小尻の方が人気がある。何故なんでしょう?

考えてみました。ヒップが大きいという場合、平均的な日本人の骨盤からいうと、ヒップは厚くならずにむしろ横に大きくなりやすい、あるいはこれも厚みとならずに垂れて単に太った尻のようになりやすい、からではないかと思うのです。

ブラジルのダンサーや黒人などと一緒になった時に思うのですが、彼らのヒップは思っているよりも断然大きく後ろに飛び出しています。そしてそれは美しいと思うのですね。ま、これは美意識の持ち方の問題ですが、そう思う人はせっせとスクワットをしましょう。引き締まってなおかつ後ろに出るような美しいヒップが手に入りますよ。

(註:ここでいうヒップとは尻のこと。英語でいうヒップ/腰ではありません。)

つづく

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