*** テキトー日記 (99/08/12) ***
フラメンコ
ここで風邪をひいたと書いたら、お見舞いEメールやらお見舞いのお花やら頂いた。
嬉しいから自慢しちゃうことにする。
通信やネットの世界はバーチャルで実態を伴わないようなことを言う人もあるが、ボクの場合は全部、実際の世界の延長みたいなものでオフで会うとか以外にも様々な現実のやり取りがあったりする。
これこれのアルバムを聴いたことがないと言えば、んじゃ聴いてみてと実際にCDを送ってくれたり、MIDIがやりたいんだけど、、と言うと、はいこれシーケンス・ソフト(コピーじゃなくてですよ)、でもパソコンがなあ、なんて言った日にはノートパソソコンまでくれたりする。とは言ってもこれはインターネットではなくてNIFTYというパソコン通信でのメンバー間でのことですけどね。でも確実に現実の人と人が繋がっているんだなあという実感が持てます。ネットで知り合って結婚という人達も何組か知ってますしね。
お誘いを頂いていたので夕方からパルケ・エスパーニャのフラメンコショーを観に出かけた。がしかし良く考えれば既にお盆のめちゃくちゃ混雑期間に入っていて、駐車場は臨時の臨時の臨時の臨時で第六駐車場まで開設されている始末。前も後ろも県外ナンバー車ばかり。ちょっと嫌な予感がしたが、案の定、フラメンコショーは予約で満杯のソールドアウト。
代わりに半円形の野外劇場でミュージカル仕立てのものを観る。ちょっと浅黒い肌色の黒髪キリリとしたおねいさんが着る黒いフラメンコダンサーの衣装が素敵だった。ただし音楽などは口パクのアテレコなので、ライブのショーといった趣はない。
何年か前に知り合いのプロモーターがスペインから本場のジプシー・フラメンコの一座を呼んだことがあって、ホテルのバーで演るというので観に行ったことがあった。これはとても迫力があって、なにしろ場所がホテルのバー・ラウンジ。ボクも一番前に座ったからダンサーまで1m、ギタリストまで3mてな至近距離。汗が飛び散る様子まで克明に見える。ダンサー達の手拍子、ギタリストのかき鳴らす弦の音、ギターの胴体を叩くアクセント音、演奏しながらの足拍子、あんまり素晴らしかったので3夜連続公演のうち2夜を通った。
その後オープンした志摩スペイン村、別名パルケ・エスパーニャ。ここで働くスペイン人達とお知り合いになって彼らのマンションにお邪魔したことがあった。名物パエーリャやスペインワインなどで歓待してくれたのだが、本国では何してるの?とボクが聞けば、やはりダンサー、ミュージシャン、役者、大道芸人、などで単なるアルバイトみたいな人達ではなかった。とはいってもフラメンコは別格でスクールに行ったりしてある程度は覚えたとは言うものの、それで生計を立てているようなフラメンコ芸人のジプシー一座とはかなり距離のあるもののようだった。
うむ、フラメンコ、それもダンスはもちろんあのギターや渋い歌声などを味わえる場所はどこかにないものだろうか?ネットで検索しても新宿の「エル・フラメンコ」くらいなのよねえ。やぱセビーリャまで行かないとダメっすかねえ?