*** テキトー日記 (99/08/18) ***
帰ってきたY下君
チック・コリア、キース・ジャレット、この二人のモダンジャズ・ピアニストの本を貸していた某アマチュアの女性美人ピアニストが一冊を返しにきてくれたんだけど、特にキース・ジャレットの本が気に入たのでもうしばらく貸しておいて欲しいとのこと。はいはい、いーですよ、三月でも半年でもどーぞとお答えしておいた。あちこちの書店、楽器店はもちろん、版元にも問い合わせてみたもののもう一冊も残ってなかったんだって。
取りあえずのお礼ということでフェンディのハンカチ3枚セットを頂いた。なかなか渋い色合いで、こりゃハンカチというよりポケットチーフにいいかなと思えるようなものだった。こんなに気を遣わなくていいのに。どうもありがとう。
と書いていたらお隣の楽器店のご主人が亡くなってから50日祭(神道ですから)が無事終わりましたと、奥さんがご挨拶に来られ、ご挨拶状と志の品を頂いた。お通夜に普段着のまま参列させて頂いただけで、ご近所とはいえ何もお手伝いらしきことも出来ず却って恐縮してしまったのだけど、せっかく頂いたので箱を開けてみるとカルダンのタオルセットだった。
今日はなんだか海外ブランド・デイだなあ、なんて思った。
以前、アルトサックスのレッスンをしていたY下君がニュージーランドへの語学留学を終えて帰ってきた。1年も休職させてくれる訳もなく退職してからの留学だったのだけれど、新しい職場も見つかり生活も落ち着いたのでサックスのレッスンを再開することになった。
ニュージーランドではいっぱい練習するぞとばかり張り切って楽器を持っていったのだが、結局向こうに滞在中には10回くらいしか楽器の練習をしていないとのこと。そんなもんだよね。ボクがその立場だったら絶対楽器を持っていかなかったろうなと思うもん。だって練習はこっちにいても出来るから、せっかくNZに行ったのならそこならではの経験をいろいろしたいですよねえ。もっとも彼もしっかりスクーバ・ダイビングなんてものにハマってしまったらしいのだけど。
で、久しぶりのレッスン。こういう基礎レッスンをしてて面白いのは上手い下手ということよりも、その人の性格みたいなものがはっきり分かることだったりする。特にメカニカルなパターンなどを練習している時にいろいろ読めてしまって面白い。
びっちり2時間レッスンしてから、土産話をいろいろ聞かせてもらった。やはり人は同胞に対しての方が厳しくなってしまうようだ。いや、これは彼が体験した話しの中身の出来事ね。