*** テキトー日記 (99/08/19) ***

ラット・プル・ダウン

スクワット(脚)、ベンチプレス(胸)ときましたので、今日は背中(広背筋)のトレーニングのひとつであるラットプルダウンをご紹介しましょう。これはフリー・ウェイト系のトレーニングではなくて、器具を使うマシン・エクササイズですから、決められたようにやればちゃんと背中が鍛えられるかというと、なかなかそうもいきません。

特にボクの場合などは最初の半年くらいは背中を使う、背中の肩甲骨を閉じるようにしてバーを引くという意識がなかなか持てませんでした。その場合はもっぱら腕と肩の力で引いているだけなんですね。

ロン毛はアップにしてキャップに仕舞ったゾ。 → → → 力の入った瞬間だ

広背筋を伸ばす-意識を背中に-広背筋を収縮させる

という感じでそのまま肩甲骨を閉じるような意識で背中を収縮させます。つまりその結果がバーが降りてくる(バーを引く)ということになります。

伸びてるでしょ縮めるのだ〜

(伸ばして)→(閉じる) こうね。

トレーニングのポイントとしては、バーを降ろす時(背中を収縮させる時)は一気にバーを引き、そのまま静止させた後にゆっくりと戻す(背中を伸展させる)ようにします。背中の筋肉を使っていることが充分意識できるようになったら、バーを引きつけた状態で数秒間静止しているのも効果が大きいです。

この時の側面もご説明致しましょう。

このようにやや上体を傾けて行うなのは、あくまで背中の筋肉を伸展-収縮させるのが目的であるからです。このトレーニングの目的は肩や腕の力ではありません。したがって如何に背中の筋肉に意識を持てるかといったところです。

男性の場合、均整の取れた体を形容するのに逆三角形といった言葉を使いますが、これは身体を正面から見た時の上体のシルエットによる結果が大きいですね。そのためにも広い背中を作り出してウェストとチェストの差が20cm以上になるようにすると、逆三角形が実現できますよ。

また女性は男性に比べて筋肉が付きにくいのですが、油断大敵な背中の皮下脂肪を燃焼させるのにも役に立ちます。その場合は比較的軽いウェイトを多回数行うのが効果的です。皮下脂肪はよくお腹をつまんでみたりしますが、一般に体の後ろ側には前の3倍の脂肪がついていると言われているそうです。ラットプルダウンで引き締まった背中を維持しましょう。

後ろでもいいわよ〜ん

 

このように首の後ろ側にバーを引き降ろすやり方もありますが、広背筋の収縮という意味では同じです。どちらでもお好きなほうでど〜ぞ。

 

 

つづく

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