*** テキトー日記 (99/08/26) ***
葉巻とカクテル
葉巻をホテルのバーで試してみたが、絵的にも結構イケると思った。ハバナさまはそんなにデカいサイズの葉巻ではないけども、ゆったりと吸っていると1時間近くは持つので、1本の葉巻をくゆらしながら、おしゃべりしつつカクテル2杯はイケる。
カクテルだけども、ボクの注文はだいたいどこでも決まっていてマティーニをロックで頂く。すると氷が入るせいなのかどうかは知らないんだけど、最後の仕上げのレモン・ピールをちゃんと飛ばしてくれるところと、そうでないところがある。
あれってほんの一滴ニ滴のことなんだけど、柑橘類の皮からでる油分が仕上げの味に大いに影響するので、ボクはロックグラスで注文してもちゃんとこのレモン・ピールを飛ばしてくれるところが好きです。そうしてくれるところは少ないのだけど。
さて前述のホテルバーでの葉巻体験ですが、2杯目のお代わりを頼んだところ、ちょっと、いや結構、むむむ、むしろかなり味が違うのね。カウンターではなくてソファに座っていたのでウェイターさんに「これ、1杯目と2杯目は違う人が作ったの?」と尋ねたところ、カウンターに行って聞いてきてくれたのですが、やはり二人いるバーテンダーのそれぞれが作ったということでした。「お取り替えしましょうか?」と尋ねられたのですが、ま、それぞれのバーテンダーの味の違いを楽しむというつもりでそのままにしてもらいました。
簡単に言うと1杯目はドライ傾向で、2杯目はベルモットがちょとキツい。どちらもキリッとした、思わず「お見事!」と言いたくなるようなものでは無かったです。作る人が違うのでなんとも言えませんが、これではそのバーの味という評価にはなり得ないので、ひょっとするとレシピの割合に従うという基本が甘くなっているのかも知れませんね。辛口のカクテルはこうしたこともすぐに味になって出るからコワい。いや、面白い。