*** テキトー日記 (99/09/25) ***

てふてふ

判で押したような”台風一過のすがすがしい青空”である。とはいっても日なたにいるとまだけっこう暑いが、それでも朝夕や日陰などでは秋の気配が忍び寄ってきている感じだ。

朝、いつものように台所の窓を開けて、フランスパンとバナナと牛乳で朝食を摂ろうとしたら、うぇ〜、ものすごくシンナー臭くなってきたので何事かと外を見たら、外壁のペンキを塗っているところだった。ボクの住まいは築70数年という、なにしろボクの父親よりも年上なんだけど、大家さんがこうしてせっせとメンテナンスしてくれるので雨漏りひとつしない頑丈な家です。だから朝食時にペンキ臭くなることくらいは我慢しなくてはね。

やってきた てふてふ店の入り口に蝶々が止まっていた。羽根の端っこが少し折れている。これも昨日の台風の被害者なんだろうか。小学校の頃は昆虫採集が好きでファーブル昆虫記なんてのは読みふけったものだ。シートンの動物記もそうだけどね。小学校も高学年の頃は特に蝶々ばかりに熱中していて、5年生の夏休みには大きな黒アゲハの雌雄完全なつがいを立派なコルク底のガラス蓋付きのケースに仕上げて夏休みの自由宿題として提出したら「こんなデパートで買ってきたものを出すな!」と担任の先生にエラく叱られた。いくら自分で作ったと言っても信用してもらえず、ま、それだけ上手に出来ていたということもあるんだけど、なかなかに悔しい思いをしました。だって今でもその時の事を覚えているんですからねぇ。いったい何年前のハナシだというのだ?

夜はスタジオでバンドの練習日。とはいってもコンガを持っていけという”お告げ”を聞いたのでコンガ1本だけ取りに店に寄る。こういう場所を食う楽器は店の奥に隠してあるのだ。だははははは。

結局サックスは出さずにコンガしかプレイしなかったんだけど、マキ、ユタ、田吾チューと三人に「あれ?サックス演らないの?」と言われてしまった。ボクはもう既にコンゲ〜ロでもあるって認めてちょーだい! この程度じゃ無理ってことか?

つづく

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