*** テキトー日記 (99/10/02) ***

パキスタン料理

というのはどんなものか知らなかったのだけど、隣町の松阪に最近出来たらしいというので出かけてきました。「JAHANGIR(ジャハンギール)」という名前のレストランで、人からはパキスタン料理と聞いていましたが、看板にはPakistan & India Restaurant とありました。どうもオーナーさんがパキスタン人で、だけどパキスタン料理というだけでは馴染みがないのでインドの名前も出しているという感じです。

店の名刺だよん

店は新しい感じで結構天井が高い。その天井にはカラフルな織物の布が半円の波(繰り返し)を描くように垂れ下がっていて、入り口のドアを挟むように左右に上から下までぶら下がった別の織物とか、一見無地に見えるけど同色の細かい柄付きの壁紙、やはり細かい柄のテーブルクロスといった内装でした。BGMはインドポップスチャンネルと思われ、装飾品はそう多くはなく、象の置物とかもありましたがあまり細かいところには凝らないような感じもしました。どことなくですが、庶民的な感じです。

料理ですがタンドール料理とカレー料理が二本柱の構成になっているようでした。タンドール料理とは書いてあるのですが、このタンドールの意味が分からないので浅黒い肌色のハンサムなウェイター君に聞いたら、日本語がまだ十分じゃないみたいで、ちょとおまちください、と言ってオーナーのミスター・ジャハンギールと交代してくれたので、もう一度タンドールってなんですか?と尋ねたら、あのナンを焼く壺のことだと教えてくれました。

そういえばこのタンドールを使って料理するコーナーは、カウンターのすぐ横にあるのですが、円筒形のガラス張りになっていて客席からも見えるようになっています。

もう何年も前ですが六本木にあった「ライラ」というアフガニスタン料理の店もこれと同じような作りで、やはりタンドールを見えるようにしていました。全員向こうの人で唯一マネージャーさんだけがカタコトの日本語と英語ちゃんぽんを使うというエスニック気分満点の店でした。レストランの中にバーカウンターも別に設けてあって、やはりアチラの方がバーテンダーでした。バーコーナーだけは妖しいブルー系の照明だったのが今でも強く印象に残っています。でも両者の料理の傾向はずいぶん違っていますし、ライラの音楽はアラビックでおまけに店内でベリーダンスのショーがあったりするんです。(このおねいさんがセクシーで衣装が素敵) ひとつだけ共通してるのはこのライラと同様、ジャハンギールもナンが美味しいということでしょうか。

インドから中東あたりに続くレストラン・キーワードは「タンドール」かもね?イスラマバードあたりでは一家に一台は常識かも。

つづく

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