*** テキトー日記 (99/10/19) ***

景気回復だって?

エラいことである。最近この出だしフレーズが気に入ってるんだが、エラいことである。三重県も名古屋に近い北部から少しずつ景気回復の波が来ているみたいではあるのだが、その証拠は自動車屋さんの販売実績など聞くといっぺんで分かる。しかし新聞によるとこの伊勢志摩地方は元々観光客に依存していた部分が大きいのでホテル、旅館などは全くといっていいほど回復基調に乗ってはおらず、現在なんと100人の求人に対して35人しか雇用が無いのだそうである。

だから特に事業などやっておられた方々、そういうお客さんが激減してボクんちの店もエラくヒマなんである。エラいことである。景気回復の兆しなんていうのはリストラしまくり下請け孫請け切り捨てまくり、合併だの吸収だのを繰り返して巨大資本となった一部上場会社のそのまた一部の会社だけのハナシなんである。

ルノー支配下になった日産が二万一千人の首きりを発表しましたね。21000人首を切ったらいったい何人残るの?っていうくらいグループ関連では沢山働いていたんですねえ。1強9弱、資本主義の悪しき偏りがますます加速されていきますなあ。

なんだか一時の加熱した受験戦争に似てません?レールに乗った者とドロップアウトしちゃった者。そりゃ大勢の人がレールに乗ろうとやっきになるんだが、んなもの一定の割合いでしか乗れる訳がない。沢山乗ってきたら余計ふるい落としに掛かるだけなんですから。でね、その結果、エリートあるいは似非エリート達が誕生して社会に出て、彼らが様々な分野で中枢を占めるようになってきている訳ですが、なにかがおかしい?てな反省も生まれてきている訳でしょ?

搾取する者、あるいは一部の特権階級っていうのは大勢の搾取される者、非特権階級があってこそ成り立つんですからねえ。誰も自ら好んで被搾取階級になりたいとは思わない訳でしょう?なのにほとんどの「普通の人」はそういう側に回る可能性が高い。なにしろ90%はそっちなんだから。これはやっぱりなにかおかしい。しかしこんなコト言ってるボクは戦前戦中ならさしずめ「アカ思想」の危険人物ってことなんでしょうねえ。それがこうして好きなことほざいてられるんだから、これはこれでマシなことなんでしょうけど。

ボヤきにつき今日は写真はない。 つづく

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