*** テキトー日記 (99/10/22) ***

Shall we dance?

という日本映画は面白かったが、いつものように深夜になって風呂に入り、出てきた時につけたテレビがまさにこの世界だった。NIHKの「インターナショナル・ダンス選手権」とかいうもので、世界のプロダンサーがカップルを組んで競う競技ダンス、社交ダンス、ボールルームダンス、なんというのか知らないのだけど、そういうダンスの中継録画だった。

優勝した英国のペアしかしまあなんと言いましょうか、実に浮世離れした、少なくとも見た目にはエレガントな世界であります。プロのダンサーが一二を争う訳ですから当然といえば当然なのでしょうが、二人の息はぴったりと揃い、派手に動いても特にお腹の辺りはいつも綺麗にくっついているかのように見えます。

男は全員スワローテイルの燕尾服ってやつで、これは皆同じなんですが女性は皆さんそれぞれ違ったドレスをお召しになってらっしゃいます。とはいっても基本的にはすそ広がりのロングドレスなんですが、判で押したように背中は開いている。ボクはベアバック系の女性の姿は好きなのでつい観ていたのですが、キリッと髪をまとめ、美しい背中を見せて、優雅に踊る女性を見ていると、つくづくエレガントな世界だなあ、なんて思ってしまいました。

今ってなんでもかんでもカジュアル化傾向が強く、ドレスダウンの方向でしょ?もちろん時と場所によるってことなんだけど、それにしてももう少し、ほんちょっぴりでいいから日常の中にもドレスアップするシチュエーションがあってもいいと思いませんか? 現実に考えるとドレスアップって冠婚葬祭くらいなもんじゃないかなあ?昨今なんてちょっとしたパーティーなんかでも、もう全然普段着の集まりみたいな感じですからねえ。普段はしないような格好のおしゃれをして出かけるハレの場所っていうのは要らないのかなあ。それとも日常がすでにハレの場という意識があるのだろうか?

やー、そーかもしんない。年がら年中躁状態なのだ。VIVOなのだ。LIVEなのだ。ONなのだ。しかしこれぢゃ疲れるぜい。そう思いません?

つづく

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