*** テキトー日記 (99/10/25) ***
20世紀切手・第三集
からはこの切手だ。
早いものでこの20世紀切手シリーズも三ヶ月目の第三集となった。今回は大正7年の東京駅開業がメインらしいのだが、切手の図柄としてはボクはこっちを選ぶ。
大正時代に活躍した画家でデザイナーとも言える竹久夢二の作品を切手にしたもの。洋風のセンスと日本画の色使いがミックスされていて独自の世界だと思う。
本来の日本画というか、日本の伝統的な定番色というのは微妙な中間色が多く、それぞれの色の名前などもなかなかに風情があるんですよね。浅葱色、萌黄色、ほかにもいろいろありそうですね、ちょっと調べてみましょう。
藍、藍鉄、藍鼠、藍海松茶、青褐、青白橡、青丹、青鈍、青緑、赤白橡、赤丹、茜色、赤紫、朱・緋、曙色、浅葱・浅葱色、浅蘇芳、浅縹、浅緑、小豆色、油色、亜麻色、飴色、洗柿、洗朱、暗紅色、今様色、鴬色、鴬茶、鬱金色、薄色、薄柿、薄紅梅、薄墨色、薄鈍、薄鼠、薄花色、薄花桜、薄縹、薄緑、空五倍子色・空柴色、梅染、江戸紫、葡萄・葡萄色、臙脂色、黄丹、黄土色、御納戸色、柿色、褐・褐色、褐返、褐色、蒲色・樺色、樺茶色、韓紅、枯茶、枯色、革色、土器色、萱草色、黄枯茶、桔梗色、麹塵、狐色、黄橡、黄蘗色、伽羅色、銀朱、銀煤竹、金茶、銀鼠、草色、梔子色、朽葉色、栗色、涅色、栗梅、胡桃色、黒茶・黒茶色、黒橡、群青色、滅紫、濃鼠、柑子色、紅梅色、焦香、濃色、焦茶、古代紫、媚茶、小麦色、紺桔梗、紺瑠璃、錆色、錆鼠、紫紺、漆黒、赤銅色、猩猩緋、蘇芳・蘇芳色、煤竹色、菫色、青藍、石竹色、赤褐色、仙斎茶、象牙色、赭、退紅色・褪紅、代赭・代赭色、橙・橙色、卵色、丹、淡黄、千草色、・・・・・・
まだまだあるみたいですが、一見では分かりにくそうな色名を抜粋してみました。ま、アズキ色だの卵色だのってのはそのまんま見た目通りの色なんでしょうけど、藍海松茶とか仙斎茶とかいわれてもまず分かりませんね。だいたい名前そのものが何と読むのか判らないものも多いなあ。今様色ってのはナンだ?今流行っている色っていう意味じゃないの?んじゃ毎年変わっちゃうのかえ? マサカ?
江戸紫ってボカぁてっきりご飯につけて食べるノリのことだと思ってたなあ。元は色の正式名称なのね。
ところでこんなに種類はないと思いますが、色エンピツか水彩マーカーでこうした和風色が和名のままで売り出されたというニュースを半年前くらいに新聞で読みました。それからというものは文具店などで注意して見てるんですが、まだお目に掛かったことはありません。なんだかこんな微妙な中間色ばかりの24色セットとか欲しくありませんか?