*** テキトー日記 (99/11/13) ***

軽トラのパコ

ここ数日ばかり気分が沈み込んでいたので日記がいよいよランダムに成りかけてきたかと思ったが、再び気を取り直して続ける気になった。よかったよかった。(なんじゃそれ?とか言わないよーに)

しかしナンですねえ、人間の精神力というのはスゴいもののようでして、1時間しか寝ていなくても全然平気な時もあれば8時間寝てても寝足り無いということもあるということが分かりました。「数」という概念は人間しか持っていなくて、つまり動物は「数」なんてものには無頓着ということなんですが、「数」が人間の生活や人の一生を左右することっていっぱいありますものね。ということは概念すなわち抽象的なものであるはずの「思考」が実存する「肉体」を制御するのであります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍なんてのはその典型かな?病気はいっぱいありますが、それらのトリガーとなるのはストレスである、とかね。


さて13日の土曜日はバンドの定例スタジオ練習日でありました。この夜、田吾チューこと別名、芸名、スペイン名、パコは二人のスペイン人トロンボーン奏者を引き連れてきた。あれ?メールじゃトランペット奏者をゲットしたはずじゃ・・・? パコは彼の地元がスペイン村ことパルケ・エスパーニャに近いこともあって、怪しいスペイン人管楽器奏者を見つけると即座に誘拐しようと企てる傾向があるのです。

なにしろパコが仕事で軽トラックを走らせているとしますね。道端で妖しいスペイン人が管楽器らしきケースを持ってたのを目撃したとします。すると彼は即座にクルマをターンさせ、その妖しきスペイン人にもっと妖しいスペイン語で接近を試み、さらに本人はスペイン語だと思って喋るのですが、いつの間にかただの”ヘンなアクセントの日本語(註1)”になっていたりするのですが、なぁにパコはそんなことは気にしません。おまけにその結果のいかんに関わらず次回のスタジオ練習に無理やり参加をさせてしまうという特技があるのです。パルケ・エスパーニャの芸人さん達の間では「おそるべし、軽トラックのパコ」というハナシが飛び交っているとかいないとか・・・。

でナンだカンだで、ドタバタと、でも楽しく盛り上がってスタジオ練習が終わりました。しかしアウレリの譜面読解力はスゴいよな。あのテンポのあのヤヤこしいサルサの譜面についてこれるんだもの。本人はジャズ-デキマセン、サルサ-スキデス、デモヤッタコトナイ、ワタシ、クラシックデス、と言っていたが、流石はクラシック畑で鍛えた初見能力だ。ボクなんかあんな譜面を初見だったら手も足も出ないぞ〜。

またしても写真撮るのを忘れた。カメラは持ち歩いているんだけどね。演奏が面白かったりすると写真のことを忘れてしまうのだ。

つづく

(註1)これはユタちゃんも同様であることが判明した。別れるときに「マタ キテ クダ サーイ」って、それはただの日本語だっちゅーの。

戻る