*** テキトー日記 (99/12/30) ***

20世紀デザイン切手・第4集

先月はお休みだった大ヒットの郵政省企画、20世紀デザイン切手がこの暮れも押し迫った30日になってやってきた。今回は大正9年から昭和の始まりにかけての出来事などをデザインした切手なのだが、箱根駅伝始まる、関東大震災、「正ちゃんの冒険」、甲子園球場オープン、サイレント映画、モボ/モガ、など。

しかしデザインとして見れば一番カッコいいのは切手シートの余白に印刷された部分で、これは「銀座風景」という名前の版画だそうだ。モードっぽいぞ。解説するので想像してみてください---パーマの髪で着物を着て、日傘を差して、マフラーして長手袋だぞ。うむむむ、十分パンク・ファッションだ。画面では見えないけど足元はどうなっているのだろうか?まさかこれで靴を履く?いやいや却って草履のほうがカッコいいかも?

とにかくこのモダンボーイ、モダンガール達のおかげで、その後の昭和以降の人々の着る物の路線が確定したんだとか。つまり洋服が当り前になったつーことね。先駆者とは、かようにオカシクもカッコいいものなんですなあ。

竹久夢二と蓄音機さて今回のボクのチョイスはこれだ。

竹久夢二の背景画に当時の蓄音機。これは蓄音機のおかげで当時大ヒットした「ゴンドラの歌」を表しているものなんだそうだ。芸術座第五回公演「その前夜」の劇中挿入歌として中山晋平が作曲したもので、大正時代を代表するメロディという風に解説されているのだけれど、「ゴンドラの歌」ってどんなメロディでしたっけ?

つづく

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