*** テキトー日記 (2000/01/01) ***

元旦

謹賀新年、今年もよろしく!

あけましておめでとうございます。

 

大晦日は12時前に自宅を出まして、お約束の外宮へと初詣を敢行いたしました。実に10数年ぶりで行ったのですが、記憶にある年越し詣りとは大違いなのにビックリしてきました。

何が驚いたかといいますと、なんといっても参拝客の少ないこと!伊勢人のボクから見れば、もうガラガラてな感じ。したがって駅から外宮までの参拝道路も人がチラホラてな気分。(さすがにそこまで少なくはないですが、でも以前の混み具合いを知っているとそんな風に思ってしまうのだ。)

神社入り口の巨大かがり火でもある”どんど火”のスケールも小さくなっちゃって、昔は炎の高さが10m近いんじゃないかと思いましたが、昨夜のは5〜6mくらいのもんでした。

ちょっと縁のある詩吟愛好団体が伊勢神宮の中の湖に向かって初詩吟を歌うというので、覗いてみまして、そしたらビデオ撮影係をお願いされたのでしばしカメラマンをしてきました。葦やあやめの茂る湖面の淵から反対側のシルエットとなった山の稜線に向かって夜のしじまを詩吟の声が響き渡ります。ここは伊勢神宮内といってもメインの参拝通路からは外れているので人もおらず、特に夜間照明もなく暗いままなのですが、かえってこういうシチュエーションには合っているようでした。全国大会上位入賞者もいるとのことで、なかなかいい声のアンサンブルでした。

神宮内でボクの両親と遭遇したのはちょとビックリでしたが、その後には親戚ともばったり会ったりして、いやこんなに人がいても知り合いと出合ったりするもんなんだなあと妙に感心。

で結局写真取材といいながら写真は1枚も撮りませんでした。いい絵柄が無かったからです。唯一、神宮本殿の中ですが、一般参拝客がさい銭を投げたりするそのまた奥で、白い玉石を敷き詰めた広い本殿前の左右にかがり火を前にして神官が白装束であぐらをかいて座り、その中央を二人のご夫人が上位の神官に案内されて手を合わせていました。一般立ち入り禁止のところなんですが、多分高額のさい銭、いや、寄付、いや、なんと言うのでしょう、喜捨?寄進?平たく言えば料金みたいなものですが、そゆのをした人だけが案内されていまして、これはなかなか素晴らしい光景でしたがここは写真撮影いっさい禁止なので撮れませんでした。

つづく

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