*** テキトー日記 (2000/01/03) ***
2000年記念2000円特価品
店で使っている電話機はコードレス電話というものが出始めたばかりの時のもので、微弱電波方式という、まあ今日日の携帯電話から見れば情けないような出力の電波で、音質もノイズ混入も結構力もとないものなのだった。それが先月あたりから時々繋がらないようなことも出てきて、10数年も使ったからそろそろ買い替え時かなあ?という感じだった。
そしたら、元旦の新聞折り込み広告に「2000年記念特価」として液晶子機つきのコードレス留守電が2000円!(ただし10台限り)というのがあった。これは買うしかないっしょ。問題はこの店は元旦からやっているので果たして2日でもこの特価品が残っているかどうかなのだった。
さらに先先月から店のガス契約も断ってしまったので、お茶のお湯は今のところ石油ストーブで沸かすしかないのだけれど、春になってしまうと湯沸しも要ると思っていたら、都合良く湯沸しポットも2000円の特価でご提供とある。これは出かけるしかないよねえ。
てな訳で正月から早起きして郊外の安売り電気屋さんまで行って、開店5分前の行列に並びました。並ぶの大嫌いなのにさ。開店してどこにお目当ての品があるのか探すのもメンドーだったので近くにいた店員さんに「チラシの2000円の電話機は?」と尋ねたところ「昨日のうちに完売しました」とのこと。「えー! んじゃ2000円の湯沸しポットは?」これも返事は同じで「昨日のうちに完売しました」「すみません」と言ったので、やや大げさに「えーーーー!!?」とリアクションしたところ「ちょ、ちょっとお待ち下さい」と言って奥に行ってしまった。ひょっとしたら一台くらい残してあるのかな?と楽しみに待っていたところ数分して戻った彼が言うには「それではですね、お客さまに申し訳ないので、こちらのですね、特価4980円の湯沸しポットをですね、朝からお並びいただいたお客さまに限り2000円にさせていただきます」と小声で言うのだ。わーーーーい!支払いを済ませ帰り際に湯沸しポットの売り場の横を通ったら家族連れが「2000円のポット、もう無いねえ」「んなもんとっくに売りきれさ」なんていう会話をしているのが聞こえたのですが、自分達でごちゃごちゃ言ってないで店員さんに話しかけたほうがハナシが早いですぜい。とは思ったものの教えてあげなかった。しかしどーせなら特価11800円の電話機を2000円にしてくれたら良かったのになあ。
あんまり「無い」「無い」「売りきれ」なんて言うと、おとり広告?と思われるのを防ぎたかったからなんでしょうが、ん? するとなんだぁ?たまにはおとり広告なんていう手も使っているということか?