*** テキトー日記 (2000/02/27) ***

「The Longest Day」

ホントはタイトルバックの絵が欲しかったんだけど映画「史上最大の作戦」をNHK教育TVで観た。懐かしいなあ。この映画は1962年のアメリカ映画で、第二次世界大戦のヨーロッパを舞台に、連合軍のパリ進攻となったノルマンディ上陸作戦を描いたもの。当時の様子をアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスのそれぞれの国で実際にあったエピソードを織り込んだ映画として話題になりまして、ボクも映画館で観ました。

40年近く前に観た映画なのですが、いくつかのシーンはちゃんと覚えていました。こういう記憶というものは全くスゴイですねえ。なんでもこのくらい覚えていられればいいのにな。今回初めて気がついたこともありまして、それは上記したような各国の様子をちゃんとそれぞれの国の言葉で喋っているということです。つまりアメリカ軍はアメリカ英語、イギリス軍はイギリス英語(この両者の英語ってリズムやアクセントなどが明確に違うでしょ?)、ドイツ軍はドイツ語、フランス軍やフランスの農民、パルチザン達はちゃんとフランス語で喋っているということでした。これはスゴいかも。

さらに嬉しいことには映画の中で喋っているフランス語が2センテンスだけボクにも理解できたことです。わーーい!

◆空挺隊員が降下を開始する直前で、一人の隊員が一所懸命にフランス語を反復練習しているシーン

Mademoiselle, Je suis American.(お嬢さん、私はアメリカ人です)

◆列車爆破の任を帯びたチームが現地のフランス人パルチザンの女性と合流するシーン

Je suis en retard? (遅れた?)

なぜならば例の「はじめてのフランス語」-第五章は「遅れてごめんなさい」-(Je suis desolee, je suis tres en retard.)で、ちょうど今ボクはここをお勉強中だったからなのだ。

しかしこの映画、アメリカ軍だけはちょっと鼻につくなあ。なんていおうか「我、かく戦えリ」がみえみえでちょっとヤらしい。イギリス軍が進軍する時のバグパイプというのは味がありますなあ。でもあれもトルコ軍のパクリなんだよね?それと、これは主義思想とは何の関係もないハナシとしてだけど、ドイツ軍将校の軍服姿というのは凛々しくて美しいですねえ。規律から生まれる美とでもいうか、貴族の末裔を持つ国と、新興のなんでもカジュアル国アメリカの違いですね。

3月へつづく

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