*** テキトー日記 (2000/03/01) ***

ソロボーカルを楽しむ

名古屋に引っ越したボーカルさんから電話があり、Kayさんの歌を聴きに行きたいので、今日仕事が終わってから伊勢までクルマ飛ばすと言ってきた。それではとボクもご一緒することにして店に出かけてみれば、彼女はまだ到着していないものの、お知り合いのベースさんとか、お知り合いとは言えないんだけど面識のあるボーカルさんとかも来ていて、やぁやぁワイワイガヤガヤとおしゃべりを楽しむ。

ボクの座ったカウンターからパチリやがてKayさんのピアノ弾き語りスタイルによるショータイムが始まり、しかし彼女は永年ホテルラウンジで演っていたというだけあって、実にスムーズに始まりスムーズに歌や曲がつながっていく。マイクボリュームだって決して小さい訳ではないのだが、なんと言ったらいいか、全然耳障りにならないというか、声を伸ばしていたり音量が上がっている時でさえ会話の邪魔にならない。きっと良く響いている声ということなのだろう。喉の声でちょっと音量上げられたらすぐに喧しいと思ってしまうってあるでしょ?あれの反対といった感じで、低音で良く響いた声は空間さえも響かせるものなんだなあ。

ファースト・ステージが終わった頃、というとボクのギムレットと葉巻がなくなった頃、待ち合わせをした彼女が到着。なんでも名古屋を抜けるのにエラく時間が掛かってしまったそうだ。で実はその彼女も明後日と2週間後にボーカル主体のライブを演ることになっているので、その時の衣装や気分や態度やステージングなどについて、あれこれと話す。

やがて始まったセカンド・ステージはじっくりと歌を鑑賞させてもらう。今度はマティーニでと思ったんだけど、前日007の話題が出たこともあってボンド・マティーニにしてみる。このほうが口当たりがまろやかなのですよね。やぱボクはステアのレギュラー・マティーニの方が好きだな。

素敵な音楽と美味しい酒と上物の葉巻、それに適度な会話ですっかりくつろいでしまいました。この店で味わうような、こういう空間と時間って結構ありそうで無いんですよねえ。都会の有名ホテルバーでも見掛けほど大したことなかったりしますし、まして音楽にもちょいと注文があったりするとなおさらですね。注文といえば、そこの客層にも注文つけたくなっちゃったりするものなあ、ボクって。昔行ったプリンスホテルの会員制のバーラウンジなんて、雰囲気はいいんだけど、金持ちのバカ息子みたいなのが女くどいてるといった風のテーブルばっかで、ガッカリでした。イキな大人はどこで遊んでるのだ?!

つづく

戻る