*** テキトー日記 (2000/03/19) ***

お友達のヴォーカル・ライブ

 

つけ毛が綺麗よん。今夜は、以前ボク達のバンドにも顔を出していたK嬢が、主役で出演するヴォーカル・ライブが津であったので、友達を誘って聴きに行ってきた。

彼女は元々ポップスバンドで歌い始めたということなのだが、次第にジャズの自由な雰囲気に惹かれてどんどんハマってしまい、今や一番好きなことはジャズを歌ってステージに立つことだそうだ。

だもんだから特に最初の内はボクがアドバイスというか、もっとあーしろこーしろみたいなことを割りと遠慮なくズケズケ言っていた。彼女は彼女でプロのシンガーさんに個人レッスンしてもらったりしていたが、結構ボクの言うことと、そのプロシンガーさんが言うことが同じなのでボクの意見も真剣に捉えてもらえるようになったみたいだ。おまけにボクは洋服屋としてのアレやコレやも言うもんだから、彼女が名古屋に引越してからも時々は電話で相談みたいなことをしていた。

「私もケッコー上手になったと思うので一度聴きにきて〜」と何度か誘われていたし、確かにもう数年は彼女の歌を聴いていないので、今夜は久しぶりに彼女の歌を聴いたわけだけど、なるほど確かに歌はウマくなっている。けどイロイロ言いたいことなどもあって、普通はこんなに人の歌や演奏にあれこれ注文つけたくなるボクじゃないのだけれど、彼女の場合はどこか弟子みたいな気分があるからなんだろうか?

ダラマーU君、良かったよ!バックはベースとギターが名古屋のミュージシャンでドラムはボクもお知り合いの地元アマチュアミュージシャンのU君。本業は……ヤメとこう。

2回のステージで、それぞれ最初に2曲をこのギタートリオによるインストで演奏。その後の5〜6曲を歌でというステージ構成。歌の各曲も構成などちょっと凝っていたりして、なるほど、単なる歌入りセッションではないなと思わせる辺りはさすがプロシンガー直伝。

でね、ジャズヴォーカルを聴きにいった訳なんだけど、ボクのお友達が言うには、和服着せて演歌とか民謡聴かせたらもっといいかもだって。なるほど確かに着物の似合う顔立ちだし、喉の力が強いし(どちらかと言うと力を抜いたり押さえたりするほうに努力しているくらい)、そう言われて彼女の民謡歌手姿を想像したら・・・似合うゾ!

ま、本人は嫌がるでしょうねえ。でもせめてビッグバンドを引き連れて大きな舞台で思う存分声を出すほうが本当は合うかもしれない。ジャズクラブでしっとりと、というのが現在の彼女の希望なんでしょうけどね。ま、あと10年くらい経ったらそれもいいかもしれないよ、とはボクが言った言葉だ。なんたってまだ若いんだもん。

雰囲気は、出てきた?

つづく

戻る