*** テキトー日記 (2000/03/22) ***
終わりの10分
ヌーヴェル・ヴァーグを代表するフランス映画の監督の一人、フランソワーズ・トリュフォー。彼の作品で前から観たいと思っていながら観ていない映画が深夜放送でやっていた。朝4時まで観てるのはちょっとしんどいのでビデオに録画した・・・つもりだった。
タイトルは「柔らかい肌」。恋に翻弄される著名な評論家を描いています。またこの時の女優はカトリーヌ・ドヌーヴの実姉で、1967年に25歳の若さでこの世を去ったフランソワーズ・ドルレアック。そんなこともあって以前から観たいと思っていた映画のひとつでした。
おまけに最近フランス語を始めたボクにとっても嬉しいことに、いままで習ってきた短いセンテンスがごろごろ出てきて、しかもそれらを聴き取れたので余計楽しいということもありました。
さて、この映画、大人の恋を描かせたら一流のフランスであります。またそうした内容ですから、制作1963年といえどハナシの中身が古臭いということもありません。モノクロームの画面や当時の街の景色は古いですが、それがかえって雰囲気をかもし出してもいます。
映画の残り時間もわずかとなって、「嗚呼、ピエールはどうなるのだ?ニコールは彼を迎えるのか?」となったほとんど大詰めの時に、
ガチャン、サササササーーーーーーーーー
あ〜れ〜、録画したテープが最後まで行って巻き戻り始めたよぉ〜。
エーーー、どーなるのか知りたいのにぃ〜。 調べてみたらこの映画、本編だけで118分あるのでした。おまけに深夜のやたら長いCMが間に挟まっているから当然のように120分テープでは録画しきれないのでしたぁ! クッソー!
ホントに最後の10分くらいのものだと思うのですよ。ああああああああ、近所のビデオ屋さんに置いてあるかなあ、これ?
観た〜い!