リハという名前の近況報告会

昨夜のリハーサルに次いで、今夜は例の選挙集会のテーマソング演奏のリハーサルにピアノさんのお家に出かける。

まずは譜面通り演ってみましょうとなったのはいいが、彼は食卓に持ち込んだポータサウンドみたいなオモチャの電子キーボード。ボクはフルートなので二人ともコーヒーを飲みながら、そのまま食卓に座ったままでのリハーサルとなった。お気楽なものだ。

ただ譜面通りに演ってもコッチがつまんないから２コーラスのメロディを演った後は、突然ピアノ・モントゥーノが出ることして、そこからテキトーにラテン風味のアドリブパートとする。最後にはこの曲の、たぶん売れ線狙いであろうと思われる大サビのメロディを繰り返し出して、そうなると自然にビートダウンして、やがて最後にはリットして（リタルダンドして）、本来のこの曲のピアノエンディングパターンへと流れ込むことにした。

ハナシは決まったから、その後は延々と最近のトピックスというか、近況報告などを聞いたり話したり。まーいろいろハナシはあるもので、Kちゃんが四国へ逃げるように帰った、なんてのはボクも驚いたなあ。ピアノさんちのご子息の帰省往復交通事故っていうのもちょっと面白いけど。あ、面白がっちゃエケナイのよね、普通は。でもいいのだ。だって面白いのだから。

さてハナシばっかりでもナンだから、もう一度リハを演ってみましょう、となって決めたとおりに演ってみる。をーーー、バッチグー！

しかし４時間もいろんなハナシに花が咲いたのに、肝心の曲をリハーサルしたのはたった２回だけだった。後は現場合わせよね。なんつっても二人だけなんだからなんとかなるでしょ、というものなんだけど、ひょっとするとこれはジャズ屋の悪いクセなのかもしれない。