*** テキトー日記 ***

(2000/04/11)

まるでクラシックの演奏会

てな訳で、演ってきました。ピアノとデュオで演奏する「未来予想図U」。この日の催しは6時くらいから始まったらしいのですが、なんといってもまだ選挙の告示前ですから、あからさまな選挙運動はありません。あくまで支持者の集会という感じなんでしょうか。例えば入り口やロビーなどにも候補者の名前やポスターなどは掲げられていませんので、事情を知らないと何の集会だかも分からないんじゃないでしょうか。

しかし集まっている人の数はものすごく多く、ボクが行った7時過ぎにはホールの駐車場はすでにいっぱいで、臨時の未舗装駐車場も誘導の人が「あと10台!」なんて叫んでいるのにどんどんクルマは入ってくる。

ホールといってもここは小じんまりしたところで、定員で300人くらい。アリーナにも座席を用意していて、後ろは立ち見でいっぱいでしたから400人くらいは入っていたようです。メインは女優の小林千歳さんの口演というのか、おしゃべりでして、ボクが行った時はその最中。

女優さんのおしゃべりを緞帳の裏で聞きながらピアノをセッティングし、サックスやフルートのマイク位置を調整したりするが、なんと控え室の用意が無かったのでそのまま舞台の上手の袖部分で楽器を出してセッティングする。

それはいいんだけどまったく音が出せないのでチューニングが出来ない。チューニングメーターを持っていくのを忘れたので外で合わせるというのも出来ない。ま、今の時期ならだいたいこんなもんでしょ、と勘で合わせておいた。?

ピアノさんも到着し、「あれ?なんでサックスがあるのだ?」と聞かれたのだけど、こういうニューミュージック風なものだからソプラノも合うかと思って、と説明。それに後半のモントゥーノでのソロは持ち替えでフルートソロにすれば、聴いてる人も飽きないと思うしね、と狙いを説明。

合図と共に緞帳が上がり始め、それをきっかけにピアノルバートからこの曲を始める。全くのデュオで、ソプラノ吹いて、ホールの舞台中央、後ろというか横には久しぶりのコンサートグランドのピアノ、ボク達二人ともタキシード姿、おまけに曲は譜面通り、なんかヒーリング系の気分はケニーG、もしくは見た目は全くのクラシック演奏会という感じ。とはいっても後半のピアノモントゥーノ部分は気分が違いますけどね。しかしそれにしても「やっぱりグランドピアノの音はいいなあ」

途中と終わりで結構な拍手を貰い、なかなかいい気分。おまけにサッサと引揚げようとする駐車場への途中の道でも「素敵な演奏でした」などと見知らぬ女性から声を掛けてもらったりして、いや〜、こりゃなかなか楽しいもんだねえ。

少なくとも絵的にはバッチリ決まっていたと思うので、ぜひ写真をと思っていたのだが、上記のもろもろでとても写真を頼むヒマはなく、お見せできないのが残念です。

ボクは急いで帰って、その後いつものサックスレッスン。彼は彼で友人の結婚式の披露宴でサックスのソロを聴かせる予定。曲は「In a sentimental mood」。今日からはその練習をするのだ。「きっとウケるぞ〜」とはげましてあげた。いや、確かに受けると思うんだけど、その為には照明、音響なども使いましょうね、というアドバイスも忘れずに伝えた。

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